2022/05/17:F063, 05/17-05/18:F030 キャンプ釣行

今年5月の釣行はキャンプ泊での釣行

今回のプラン

5月は例年と同じ水系に行くことに決めた。
今回は昨年から気になっていた未開拓でF061の支流筋にあたるF063を第一目的とした。

かつてTKさんにだいたいの場所を教えられたものの、どこだ?とずっと気になっていた源流域だ。

昨年、F061を初釣行したが、どうもここは教えられた川ではなかった。となると、その北に位置するF063なのか?この川の釣り情報は全く無いし、道路で見ると独立した川だが、地形図でよく見るとF061の支流となる。ここを探釣しよう。

今回は宿での宿泊にするか、キャンプにするか昨年と同様に悩んだが、今年の山梨県民割りは予定数に達して終了。一方で今年の激しい気温の変化で釣行当日は5月にしてはかなり暖かくなることが予想されていたので、標高1,500m近くではあるが、予約不要、チェックアウト時間不定の釣りにうれしいキャンプ場を利用することにした。

5月17日 F063釣行

F063まで

午前2:30に起床、3時過ぎに自宅を出て、近所のファミリーマートでランチを調達して出発する。
首都高、保土ケ谷BP、東名、県央道、中央高速に入る。途中のSAでのトイレのあとに、ウェット・ウェーディングの装備を済ませる。初めての釣り場で支度しているあいだに後続の釣り師に会いたくないためだ。
先月よりは手際よく足元は整えられた。

ICを出て県道を北上、Googleストリートで確認しておいた場所から県営林道に入る。
林道は途中に眺望ポイントが一箇所だけあってこの辺りまでは舗装されていたが、その先はかなりガタガタの悪路。雨の時は危なそうで、二度とは走りたくない道だ。

目指していた入渓点である林道の支線が横切る橋のたもとに到着。

F063は地形図で見ても堰堤がたくさんある川なのでもっと大きな川を予想していたが、かなりの小渓で少しがっかりした。
橋のすぐ先にも堰堤が見えるが、まずは橋のたもとから釣行開始する。時刻はちょうど6時。気温12℃。

しばらくアタリもなく、小渓流なのでこのまま駄目ならF063は見限るかと思いながら進む。

7時28分。堰堤下で待望の一尾目がきた。17cm。背中に白点の無いヤマトイワナだ。ちょっと感動!
せっかくなので、ちゃんと写真にも収めておこうと思った。ネットの中の魚はうまく撮れなかったので、ネットから出して取り直そうとした瞬間、バイバイと去っていってしまった~

この川はかなりの間隔でどんどん堰堤が出てきて、堰堤下以外の場所に深みがあまりない。

次の一尾も、その次も堰堤下のポイントだ。すべてヤマトイワナ。

アクシデント

6尾目の18cmを釣った堰堤を越えたところで、アクシデント。9時45分。
堰堤を巻いて川に降りるところで足元が崩れた。そのままズルズルと行くかと思ったが、木の根に右足がひっかかったようで、あっと思った瞬間、前に倒れて岩に胸から落ちた。一瞬息が詰まったがそれほどでもない。よく見るとほとんど平らな岩だった。不幸中の幸いは顔を打たなかったことと岩が平だったことだ。

頭はヘルメット、背中にはザックで事故をある程度防げるが、前は防ぎようが無いことにこの時に気がついた。

その後、シャツを脱いだときにも胸に内出血もなかった。しかし、帰宅後もなんとなく体の右側が痛く、肋骨にひびでも入っているかもと心配なので、通院している整形外科で念のためにレントゲンを撮ってみてもらった。骨には問題なさそうだということで一安心した。

その後はアタリ無し

この後の渓相は少し変わり、川幅も広くなった。しかし、アタリは逆に遠のいてきたので、11時28分頃の堰堤で納竿とした。この時の気温は21℃。

釣果は:20cm, 18cm x 3, 17cm, 15cm x 2 の7尾

場所を選べば、川からは意外と簡単に林道まであがることができる川だった。

指の怪我にニトリルゴム手袋

今回、釣行直前に利き手の左中指を薪を運ぶ途中で切ってしまった。絆創膏はすぐに剝がれるし困ったが、春先の雨の日の釣行で使用しているニトリルゴム手袋を活用してみた。

指先だけをハサミでちょんぎって、指サック状にしたものをはめたわけだ。

2日間をこの状態で過ごしたが、釣行中もキャンプ場でも全く違和感無く快適に過ごせた。これは新しい発見だった。

初めてのキャンプ場

F063を切り上げて、別の川を探釣しようと、F042に向かった。
しかし、F042には先行する車が二箇所で駐車しているために諦めた。

ではF031はどうか?と向かう。ここでも2台の車がすでに停まっていた。平日だけど釣り人が多い。

しかたがないので、キャンプ場でテントを張ってから夕まずめを狙うことにした。

水曜は管理棟は定休日なのでキャンパーがいるだけ。声をかけてどこにテントを張ってもいいことを確認して木陰のサイトにテントを張った。そばに蛇口だけだが、水道があるのが便利だ。少し離れた炊事場周辺はキャンパーの片付けが悪いのか、残飯が飛散していて近寄りたくなかった。

料金はソロテント1泊で¥1,500。封筒に入れてポストに投函する。

湯を沸かしてコーヒーを入れ、ランチとした。

5月17日 F030釣行

3時前にF030に向かった。この川はよく知った渓なので、先行者がいてもどうにかなるだろうとの読みだ。

金山沢の駐車地点には案の定、一台の車が停まっていたが山梨ナンバーの軽トラ。これは短時間の釣り人の可能性が高い。

駐車して、さて行こうかとザックを背負ったところで一台の軽トラがやってきて人が降りてきた。漁協の監視員だ。

この水系で監視員に会うのは初めてだが、待ってましたとばかりに、印刷しておいたつりチケの遊漁券を提示した。

2日分の半券を切り取って監視員は持っていった。

今回の先行者は上に行っただろうとの読みで、昨年の5月にはこの駐車地点でも1尾出たので、ここから釣り登ることにした。この最下流部はいままで試したことは無い。

下流部であるので川幅広く、水量も多く深みのあるポイントも多い。30分後に1尾目の17cmのイワナが出た。

この後はいいポイントごとに、たてつづきに4尾のイワナが出た。先行者はここには入っていない模様。

アタリがしばらく遠のいたあとで15cmのイワナが出たところで時間は17時前。キャンプでの夕飯の支度開始が遅くなるのが嫌だったので、ここで納竿とした。

釣果は19cmを頭に17cm x 2, 15cm x 2 の5尾。2時間弱の釣果としてはまあまあだ。
19cm イワナは今晩の塩焼き用に河原で捌いてひきあげた。

キャンプ場の夜

今回の夕食の献立は楽ちんな準備しかしていない。

  • モンベル 白ごはん
  • レトルトカレー (カレーに欠かせない福神漬けも持参)
  • レトルト粒入りコーンクリームスープ
  • じゃがりこポテサラ (源流居酒屋で紹介しているもの)
  • ビール350ml + 日本酒小
  • イワナの塩焼き (金山沢の19cm)

上の写真を家族にLINEで送ったら、イワナの塩焼きが大好物の娘がこんな絵を送ってきた(笑)

今回は安易な夕食だったが、十分にうまい。

まったりした後、満天の星空の元で、明日の撤収がすこしでも楽なように不要なキャンプ道具を車に片付けた。

10時ごろにはテントに潜り込んだ。この時の気温は12℃あまり。シュラフは1枚でいいだろうと思って2枚重ねはしなかった。両足首にはこむら返りを避けるためのカイロを貼る。

その後… しばらくしてから足がつりそうになって目覚めた。こむら返り!どんな体勢にしても痛くてたまらない!
あまりに痛くてテントを撤収して帰るかと頭をよぎる。
たまらなくなって、一旦テントの外に出て車の中のザックに入れてあるこむら返りの薬を飲んで戻った。

その後シュラフに戻っても二度も痛くて目覚めた。上半身はぜんぜん寒くないのだが、太ももの裏やふくらはぎが冷たくなっていることに気づいた。急いで、シュラフをもう一枚重ねて温めた。

夜半すぎにも目覚めたが、こむら返りは無くなっていた。確認すると太ももの裏はあたたかくなっていた。この後は4時すぎまで熟睡した。

今後もこむら返りには十二分に注意しようと思った。

5月18日 F030釣行

アラームをセットした4時半より前に明るくなった気配で目覚めた。昨夜のこむら返りも収まっていて、太もも裏はポカポカだった。

今日はF042をやってみようと準備を整え、昨夜セットした山旅ロガーの道案内に従って出発。4時56分。前回の釣行の際にも使用した集団専用キャンプ場の駐車場まで行ってみる。

えっ!こんなところに既に世田谷ナンバーの白い車が停まっていた。出るのが遅かったからか。
帰宅後に分かったことだが、同時期に山に登っていた釣友のHK熊本さんが下山後の帰る途中にF042に寄っていた車だった。こんなこともあるんだなぁ(笑)。

しかたがないので、F030に向かうことにした。前日と同じF030の駐車地点に到着。5時14分。先行者はいない。

いつもは林道をそれなりに登ってから入渓するが、昨日は下流部が良かったので、最初の堰堤あたりから入ることにした。

堰堤下で18cmがまず出た。堰堤を迂回して釣りのぼるが、その後立て続けに6時10分までに5尾を追加。

しかしその後のアタリはピタッと止まる。林道を一気に上に行くことも考えたが、この後のテント撤収、帰宅などの時間を考えて、逆に下って下流部をやってみることにした。

最初に入渓した堰堤下から釣り下る。堰堤下でF030本流と分岐する右岸側の支流も少し釣り登ってみた。ここは入ったことが無い。渓相はいいがアタリは無いので、本流に戻って続ける。

残念ながらその後のアタリは無く、昨日、釣り上った地点に着いた。深さのある以下にもいい落ち込みのポイントなのだが、アタリは無し。後で確認するために水中撮影をしてみた。
帰宅後にこの水中撮影の動画を確認してみると、底の方に何匹かの子イワナが泳いでいるが、良型はいなかった。なんで、この子イワナは出なかったのかは不明だ。

ここで納竿とし、土産の魚を捌いてから車に戻ったのが10時20分。いつものF030釣行よりかなり早めの終了だ。

釣果:イワナ 19cm x 2, 18cm x 2, 17cm, 15cm, 14cm の7尾

釣行を終えて

キャンプ場に戻り、テントの撤収などの片付けを終え、昨日は休業中だった管理棟をのぞく。

この後には少し下流にある日帰り温泉に寄るつもりだった。ネットでは管理棟に温泉の割引券があるとのことだったが見当たらなかった。今日はヘルメットの下にクールタオルを巻いていたせいで、髪の毛に変な癖がついていて格好悪いので温泉に入って頭を洗いたかったのだ。

キャンプ場を後にして温泉に向かう。ここで割引券の無かった理由が分かった。
「老朽化により、2023年4月より休業としています」

帰宅途中の食堂で昼食のそばを注文しながら、他の日帰り温泉を訊いみたが、ピンとくるものがなかった。温泉はあきらめて帰路についた。

自宅到着は15時36分。土産として捌いておいたF030の19cmイワナ2尾だけを家族に提供した。

今回の釣行では長年使っている釣り針を半スレのアマゴ針に変えて使ってみた。
使った感想としてはヤマトイワナのバラシが一回あったものの、2日間の合計21尾のイワナで飲み込まれた針を愛用しているメイク針外しで外せなかったものは1尾も無かった。これはこの半スレ針の影響ではないかと思う。
一方で、針先が内側に向いているためか、パンツなどにひっかけてしまうと取れにくいようだ。ただ、半スレの返しは小さいので、つぶして外すのは割と簡単だった。

しばらくこの半スレ針を試してみようと思う。

総括。今回の釣行のハイライトは二つだ。

一つ目。TKさんにかつて教えてもらってからずっと気になっていた川を今回特定できた点で満足した釣りだった。ヤマトイワナを目的とした釣りは今回が初めて。

ではまたF063に行くか?
それはちょっと微妙だ。この川はかなりの小渓で、その割にやたらと堰堤が多いので、逆に堰堤下以外で深さのあるポイントが少なく、魚も良型が育つのは難しそうだ。
またここに向かうには林道の悪路がちょっとつらい。
これらの観点から、二度は行かない気がする。

二つ目。今回はF030の下流部を探釣した。実は今まで下流部はすっとばしていたので、これで金山沢の一番上から下まですべての場所を探釣したことになる。
今回のF030金山沢はいつものイワナの数釣りとまではいかなかったが、この川では2015年7月の初釣行から数えて通算200尾となった。この意味で、F030の釣りの一つの区切りとなった。

秋にはまた訪れるかも知れないが、満足した釣行だった。