リニア中央新幹線のルート – どの渓流を横切る (2024年更新)
リニア中央新幹線の工事が活発に行われていますが、渓流にはどう影響するのか?
2013年発表の位置情報を含んだルート図があったので地図にマッピングしてみました。
[2024/05/04 更新]
今年(2024年)の釣行の帰りに林道沿いにリニアの工事に使うモノレールがありました。帰宅後に確認したところ、最近の OSM (Open Street Map) には[中央新幹線]として表記されたルートが描かれていることに気づきました。
改めて確認すると、釣行していた渓流の付近ではこのページ記載のルートとは800m近くずれていました。
そこで再度JR東海の資料を確認すると、別のルート図があり、それはこのページで引用していたルート図の後に公開されたもののようです。
新しいルート図を地図に利用しようとしましたが、発表資料のルート図は200以上のデータに分断されていて、しかも方向が東京向きのものと名古屋向きのものが混在していたため、手作業で編集してひとつにまとめ直して掲載し直しました。
手作業での作業でしたので、ひょっとすると一部間違っているものは無いとは言えませんがそこはご了承ください。なお、本線以外の引込線はあえて削除しました。
この新しいルート図で、以下の記述も書き直しています。
自分の気になる渓を横切るのか、参考になればと思います。ただ、西の方は土地勘が無いので途中までです。
地図は地形図をベースにしているので、拡大表示にすると渓流との位置関係は分かりやすいと思います。
それ以外にも工事のためのトンネルや工事の出入り口がいたるところに作られているので、もっと広い範囲の影響は避けられないですね。
全ての工事区間が決定しているわけではない(?)ので、最新の情報は「リニア中央新幹線の工事計画」HPを参照してください。
山岳部での非常用の出口やそれに伴うトンネルなどの工事も大きな工事になるので、渓流への影響は少なからずありそうです。
(新しく入手、整理したルート 2013.9.18 発表)
東京方面から途中までリニア中央新幹線のルートを地図をたどってみると:
神奈川では道志川の北側を通り
秋山川の支流の綱子川の源流部をかすめ、上野原では安寺沢川、大の入川をそれぞれ横切る
都留では朝日川支流の大旅川のそばをかすめて同じく朝日川支流の大平川を横切る
桂川を横切って初狩で笹子川の支流の宮川やいくつかの細流を横切ってから日影沢、船橋沢、カラ沢の源流部を通り、奥野沢川を横切り、狩屋野川の下に沿って進む。この辺りはリニア実験線として国土地理院の地形図にも描かれている
笛吹に入ると笛吹川支流の金川を横切り、下の川、浅川、狐川、境川を横切った後に笛吹川本流を横切る
中央市、南アルプス市で挟む釜無川を横切る。釜無川支流の利根川、戸川、三枝川、北川を横切り
富士川町で富士川支流の小柳川そして大柳川の上流部を横切る
早川町で茂倉川の最上流部を横切った後に早川本流を橋で渡り、支流の内河内川の源流をかすめる
静岡県に入り、大井川上流の二軒小屋の北で大井川を横切り、更に西俣に沿って進み、源流の悪沢、蛇抜沢を横切り、更に小西俣を横切る
天龍川支流の小渋川上流の各支流を横切って、伊那山地を超える
ここから先は全く土地勘が無いのでここまでとさせてもらいます。