2022/05/16:F061, 05/17:F030 宿泊釣行

2022年2回目の宿での宿泊釣行

当初のプラン、準備

いつもいい釣りができていた渓が昨秋、今年の3月、4月と立て続きに不調。新しいところを開拓しないと釣行プランをたてられるところが無くなってしまう…

そんなわけで、5月の釣行はいつもGWの喧騒が過ぎた頃に予定しているが、前から気になっていた沢を試そうかと考え、4月後半にプランを立て始めた。

当初のプランとしては月曜朝に家を出て、F061を午後遅くまで釣って、キャンプ。翌日の火曜は慣れているF030で土産にキープする魚を釣ってから、テント撤収して帰宅の予定だった。

しかし、予定日が近づくにつれ、天気予報が怪しくなっていて、キャンプするかどうかを考えざるをえなくなった。

一方で、先月、やまなし県民割を利用した釣行を目論んだものの、宿が確保できず断念したが、今回は近所に温泉宿が多数あり、調べるとやまなし県民割が使えそうだとのことで、宿にメールで確認した上で、やまなし県民割を利用した宿泊釣行とすることにした。

通常の¥11,000の1泊2食つきのプランが県民割適用で¥6,150。そして店舗で使える¥2,000のクーポンがもらえるので、実質¥4,150での宿泊料金になる勘定。

新たに行く沢については、だいぶ前にT.Kさんに聞いたアプローチ方法を地図でたどるが、明確に分からない。

どうやら、南側の林道で行くルートと北側の林道で行くルートの2つがあるが、どうもはっきりしない。ネット、YouTube、そしてGoogle Earth、国土地理院地図などの地図を総動員して、どうにかアプローチを設定し、南側の林道で入ってみることにした。

今回はいつものDAIWAのウェーダーではなくて、ウエット・ウェーディングのスタイルを試す予定で、モンベルのお店を除いてはストリーム・スパッツなどを調達した。

また、これも今回初だが、つりチケのサイトで対象の漁協の遊漁券が購入できるようだったので、2日分の日釣り券を購入しておいた。

いつもなら前日に調達する釣り餌だが、今回は念のために、前週の土曜に買いに行き、キジ(太虫)1箱、30匹ブドウ虫2箱を調達。
キジは2箱だけの在庫で活きのよさそうな方を選んだが、お店ではあきらかにキジを買いに来ている釣り客がいて、もう少し遅くに行っていたらと考えると危ないところだった。

初めてのF061釣行

高速の早朝割に間に合わせるため、東名のICに4時前に着くように3時前に起床、3:32に出発。
近くのコンビニで昼食を購入して、GO!

5:05に双葉SAで休憩を取ってから、県道の林道への入口に5:53。予定していたF061の入渓点には6:14に着いた。

駐車したそばの橋の下流から入渓。ここはF061では上流部になると思う。
気温15℃、水温12.2℃。天気は最初に霧雨だったこともあり、どんよりとした曇り。

今回は未知の川なので、いつものDAIWAのウェーダーの足回りで臨んだ。予想していた滑床はところどころだけで、それほど滑るところは無かった。

最初のポイントで幸先よく19cmのイワナ。残念ながら、僕にはこれがヤマトイワナかどうかは分からない。

今回はずっとブドウ虫一本で通したが、魚が居着きそうな深さのポイントは随所にあり、また、踏み跡なども無く、小気味よく魚が竿を揺らしてくれた。

F061は林道沿いにずっと続いていて入渓ポイントは多数あり。

林道上には時折り車が通っていくが、上流にロック・クライミングのポイントがあるようで、多分そこに向かう車と想像できる。

二股となっている上で5mほどの滝があり、林道から滝上に回ってから滝壺をさぐると良型がかかったが、すぐ上には樹がかぶさっていて、取り込みをもたついている途中でハリスが切れてしまった。これは25cm以上はあった気がする。このときだけはミミズを使用。

しばらく進んで堰堤が現れたが、堰堤下ではアタリは無かった。堰堤上でも釣れはしたが、アタリが遠のいて来たので、一旦、納竿として中流部を探ることにした。

林道を上ってくる途中で林道脇に見えた堰堤下まで下って再入渓。

この堰堤下では20cmを含む6尾の入れ食い状態。
堰堤上をしばらく釣って行くとYouTubeにも出ていた(釣りではない)通らずの滝が現れた。
滝壺には魚は出なかったし、ブドウ虫1箱が終わったので、ここでF061は納竿とし、温泉方面に向かうこととした。

F061のイワナの釣果は:
20cm x 4, 19 x 3, 18 x 2, 16 x 1, 15 x 5, 14 x 2, 13 x 1, 10 x 2 の計20尾

魚のサイズは21cm止まりで良型は出なかったが、なかなか楽しい釣だった。天気が良ければもっと楽しい釣りができたと思う。一方で林道のどこからでも入渓できるので、釣り師とバッティングするリスクは高そうだ。

温泉宿での宿泊

温泉街には3時ごろに着いた。少し時間が早かったので、明日の下見を兼ねてF030に向かう。

F030の駐車地点であるキャンプ場入口には一台の山梨ナンバーの車。話しかけるとF030をフライでやってきたが小さいのしか出なかったとのこと。しばし、話した後、下流部はやっていないというので、駐車地点から入渓。車を駐めたすぐ下の川で16cm が出た。しばらくやってみたが、それ以外は出なかったので宿に向かった。

宿でチェックインを済ませ、¥2,000のクーポンを受け取り、予約時に頼んでおいた朝食のおにぎり弁当を確認。部屋に入り、すぐに温泉へ。
ここは源泉垂れ流しということだが、源泉は冷たく20-30℃ぐらいという。長居はせずに沸かした方の湯で体を温めた。

部屋で荷物の整理をし、明日の釣行の準備をして夕食を待つ。部屋食だ。

ビールも頼んだが、中瓶1本は僕には多い。ちょっと悩んだが、無理して飲んでもしかたが無いので、残した …

フロントで精算、おにぎり弁当を受け取る。夜明けは4時ごろなので、翌朝は3:30に起床することにして、テレビを少しだけ見て早めに就寝。

定番のF030釣行

F030の駐車地点には4:16頃着。いつものように先行者は無し。

今日は下流部から釣り上がることにした。クリールを忘れたことに林道をしばらく歩いてから気づき、一旦、車まで取りに戻る。林道から入る最初の大堰堤から入渓。

初めてのウェット・ウェーディングとして、昔履いていたフェルト底のウェーディング・シューズにストリームスパッツ、ニーガードを付けての足回り。気温12℃、水温9.6℃。ちょっと寒いか?

堰堤下に魚はいなかったが、堰堤上で20cmが出てからポツポツと釣れだした。水量はまあまあで、ポイントっぽいところに魚が居着いている。

今日はブドウ虫で攻めたが、魚がいるポイントではすぐに反応があるので、ポイントで粘ることはせずに、小気味よく釣り上れた。

しかし、寒い。気温12℃なら、それほど着込む必要は無いはずだが、ウェット・ウェーディングのせいか?足がそんなに冷えている感じはないんだが… でも、それしか原因は思い当たらない。まだ、季節が早かったのか?

寒い以外は順調に釣り上った。

ちょっとした落ち込みで3尾の魚影を見たので、少し粘ると2尾が釣れた。20cmと17cm。

最初にエサ箱に入れたブドウ虫が切れたので、この落ち込みの上で休憩。エサの補給、朝食を取ることにした。おにぎり弁当だが寒いので、まずはコーヒーを入れて、暖を取ることにした。

コーヒーで落ち着いたところで、下の落ち込みにミミズを落とすと、3尾目の16cmも釣れた、面白い!

その後も順調に釣果を稼ぐが、大日沢との出会いから上200mぐらいから、アタリが止まった。
いつもの納竿ポイントであるプールのある堰堤まで来た。

今日はどの堰堤下も深さがあまり無くて、全く魚は出なかった。

いつもはこの堰堤は右岸から越えるが、今日は左岸から越えてみた。すると、プールに魚のライズがけっこう見えたので、冗談半分でミミズ餌で竿を入れてみた。

すぐにに魚が寄って来るのが見えて15cmが2尾釣れた。これは面白いともういちどやってみると、17cmが来た。面白いが渓流の釣りっぽくないな。時計を見ると12時を過ぎている。

土産のイワナも十分にキープできたので、納竿として林道を下る。

F030のイワナの釣果は:
21cm x 2, 20 x 3, 19 x 1, 18 x 3, 17 x 4, 16 x 4, 15 x 3, 13 x 2, 12 x 1, 10 x 1 の計24尾
ひさびさにF030らしい数釣りが楽しめた。記録できているF030での通算釣果は186尾。

車には12:39に戻り、足回りを片付け、靴を履き替えて帰路につく。

帰りの高速のSAで県民割クーポン券を使って家への土産のお菓子を購入。4:10に帰宅した。

久々のイワナの塩焼きに、家族には喜んでもらえた。

まとめ

天気が快晴であれば申し分なかったが、曇りのどんよりとした空の下での釣行。それでも、ひさびさに十分に楽しめた釣り旅だった。天気がよくなれば、キャンプ釣行もまたプランしたい。

ウエット・ウェーディングはまあまあだった。水の中に入った瞬間は冷たいが、すぐに冷たさは感じなくなることが分かったので、今年はこのスタイルでやってみようと思う。

F061はもう少し試す必要がある。その一方で、F061の北側を走る林道沿いの沢も気になる。ボサ川かもしれないが、T.Kさんが言っていた「源流」は、こちらの方かもしれない。要探釣。

2つの川のどちらも魚の活性は高く、昨秋からことしの3月、4月までの釣行の不調を払拭できる内容の数釣りで、ようやく今年の釣りも本調子になった気がする。今年後半の展開がどうなるかは未知数だが、今年もいい釣りを続けたいと思う。