2023/09/25-26 F012, F025, F056 宿泊釣行

2023年の最終釣行は宿で泊まって楽しむ

プランと出発

今年度最終釣行は年券を買っている山梨の水系に行くことを決めていた。天気の中期予報を参考に現在の勤務先には月曜と火曜(9/25, 26)は休みにすることを事前に告知。

8月のキャンプ釣行は持っていくものの準備など大変だったこともあり、今回は宿泊釣行とした。昨年利用した民宿に電話したが、この日程はあいにく休業とのこと。それでは初めてとなるが、公的宿泊施設を利用しようと電話すると予約OKで、朝食もおにぎりに変更可能とのこと。

さて、いつ出るか?当日(9/25)の早朝に出発して、そのまま釣行するか?それとも前日の夜に出発して車中泊でもしてから釣行に向かうか?ぎりぎりまで悩んだが、高速の深夜割引を活用できることも考え、車中泊で行くことにした。
車中泊の場合に必要となる追加の荷物は車の後部座席をフラットにした後に敷く銀マットとダウンのシュラフだけなので、準備も楽だ。

前日の日曜に釣りエサを買うためにいつもの上州屋に買いに行くが、事前に嫌な予感がしていた通り、日本大通りはイベントの真っ最中で車が入れない。しかたが無いので初めてだが地下駐車場に向かうがここも入り口渋滞で車を駐めるまでに30分も待たされた。
どうにかミミズ(太虫)とブドウ虫を一つづつ購入。

9/24は夜10時に出発。近くのコンビニでおにぎりを買おうと立ち寄ったが、前日のおにぎりだったので購入は高速を降りた後のコンビニで買うことにした。

少し予定より早い。そして予測しない事態が発生。料金所に近づいて時計を見ると11:57。やばい!
高速の深夜割引は0時から4時の間に料金所を通過しないといけない。どこかで車を停められないかを見ながら向かうと料金所手前に結構おおきな待避所のような場所があった。ここでちょっと待とうと思ったら、前を入っていた大型トラックもそこに向かう。

車内のテレビで12時を回ったところを確認したら、先に来てきたトラックが料金所に向かっていた。こちらも料金所に向かい、ギリギリで深夜料金割引適用にできた。30%割引は大きい。

コンビニでおにぎりを買い(0:18)、前回も車中泊で利用した公園に着いた。(0:41)
しかしここ真っ暗でなんとなく寂しいのでこの先の店の駐車場に移動(0:57)、缶ビールを一本あけて、夜明け前を待つ。

F012

初日はF012をやることに決めていたので、支度を整えてから5時過ぎに出発。やはりいつもの2番目の橋の手前に駐車して橋から入渓する。水量は少なめか。5:36釣行開始。水温14℃。

まず、橋の下少し上の最初のポイントで17cmアマゴ。そしてすぐ下で15cm。渡渉して林道側と反対の方、右岸を釣り上がるが、この後が続かない。

前回と同様に右岸側の小さな沢に入ってすぐのポイントを試すと、いきなり重い引き!。ここでなんと27cmのイワナが出た。
気になったので更に小沢の奥の次のポイントにしかけを投入すると、ここでも27cmイワナが出た。

更に進んで、えっ、F012の本流に出た!この小沢は本流の伏流として流れができたものらしく、本流との合流点には水は無かった。

この後はしばらくアタリが無くF012は止めようかと思ったが、GPSなどで確認するとこのあたりは過去も一番釣れていないエリアであることが分かった。すこしすっ飛ばして上から再度入渓すると18cmアマゴ。
その後は順調に楽しめる釣りになり、11時前のおにぎりのブランチとコーヒータイムを挟んで、ヘリポート上の次の橋まで探釣して納竿とした (12:19)。
今回はほとんどミミズで釣った。この時点の気温は21℃。ちょっと肌寒いが、よく晴れていた。

F012の釣果:14尾

  • アマゴ:23cm, 21×2, 20, 19, 18, 17×2,15×2, 14, 11
  • イワナ:27cmx2

F025

さて、午後はどこをやるか?本流のF002合流点あたりを覗いてみると釣り人らしき車もあり、すこし悩んだが、ときどきHKさんがやっていると聞いていたF025を試すことにした。

F025は記録では2014年の5月にやっている記録があるがほとんど記憶には無い。

県道沿いに駐車(13:03)して遊歩道を登ることにする。15分ほど登った辺りから川に降りて入渓。
流れは細く、水も少ない。

最初に出たのはヤマメの7cm。アマゴでは無くて、なぜか朱点の無いヤマメだ。2014年の記録でもこの川ではヤマメとなっている。不思議だ。

その後もちびイワナとちびヤマメがポツポツと出てくる。小渓なのでブドウ虫中心に切り替えた。

上流に行くほど、少しずつ水量も増えてきた。それに伴って、10cm超えの魚も出るようになってきたので、ミミズに切り替えた。

ヤマメ17cm、イワナ21cmも出て満足。

しばらくして大滝が出てきた。滝壺は大き過ぎてエサ釣りではダメそうだった。時刻も3時を回っていたので納竿とした。

帰りは遊歩道を使おうと思ったが、途中の板橋が壊れていたり、その後も道を間違えたらしく、林の中を木につかまりながらさまよった。かなり怖い思いをしながら下山した(汗)

帰宅後に地図で確認すると、F025は別の道路で大滝より上に行けるようだ。

F025の釣果:11尾

  • ヤマメ:17cm, 13, 8, 7, 6×3, 5
  • イワナ:21cm, 19, 10

 

宿泊

F025からやっとのことで下山して、すぐに今晩のお宿、今晩のお宿へ。

駐車場に着いたものの足回りが濡れたままで館内には上がれないので、足回りの着替えやら、持ち込む荷物をまとめたりで、チェックインまで20分ほどかかってしまった。これを考えると、ウェット・ウェーディングのスタイルよりウェーダーでの釣りのほうがずっと楽だと思った。

ここの温泉は何度か利用したことがあるが、宿泊は初めてだ。ここもかつての中学校を利用した施設なので、体育館があったり、部屋の名前もユニークで、今回の部屋は”テニス部”だ。

夕食は遅めの6時半にしてもらい、温泉につかった後も濡れたものの始末にかなりの時間を使った。
濡れた足回りのものを干す場所が限られていたので、乾かすのがなかなか大変だった。

食事はぱっと見た目は質素に感じたが食材は地元のものを使っているとひとつひとつ説明してくれる。食べて見ると、見た目と違ってすべておいしい!これは意外だった。
たった一つ残念だったのは焼き魚がニジマスだったこと。この水系でニジマスは放流していないし、ここはアマゴが正解だと思う。ニジマスの方が安いのかもしれないが。

食後に精算を済ませる。宿代¥9,250、ビール¥500の合計¥9,750は良心的な料金だと思う。

その後、しばらくして部屋までおにぎりを届けてくれた。

 

F056

9/26は今年2回目のF056釣行。5amに起床して林道ゲート先のいつもの駐車スペースに直行。
しかし、スペースには上から落下した岩がごろごろあり、車がやられてはたまらないので、下降する廃林道ゲート前の小スペースに駐車する。

廃林道を下り、前回、最初の堰堤越えが面倒だったので右岸の林の中を進むが、どうやら記憶が間違っていたらしく堰堤はずっと先。

ではと、下って川に入ろうとした瞬間、あっ、やばい!ウェーディング・シューズを履いていない!スニーカーで来てしまった。仕方がないので、林に入るところまで戻ってザック類をそこに置いて、廃林道を車まで登って履き替えてくるということになった。25分ぐらい無駄に時間を使い、汗だくになった。

気を取り直して一投目。6:21am。水量はやはり多くない。

チビたちに混ざって19cm、25cm、24cmのイワナを2段堰堤までにゲット。今日は帰宅日なので良型は土産にキープだ。GPSの記録を見てF056では堰堤までに意外と良型が出ていることに後で気づいた。

2段堰堤は越えるのにちょっと気を使うが、左岸を大きく高巻いた。

堰堤上の広場になっている場所で休憩。9:35am。朝食としてのおにぎりを開いた。
用意してもらったおにぎりは梅干しと鮭のおにぎり2個とたくあんだけ。もう少しおかずをつけてくれてもいいのになぁと、銀山湖の釣宿で用意してくれたお弁当の盛りだくさんのおかずを懐かしく思った。

このあたりでGoProがおかしなことになっていた。バッテリーは交換して間もないのに録画がすぐに停止してしまう。休憩して確認してみるとSDカードがもういっぱいになっていた。いくつか前日のムービーを削除したが、どうもうまくないようだ。しかたがないのでスマホの写真をメインにすることにした。

SDカードは64GBを使っていたが、仕様外になるが128GBを帰宅後に試してみたが使えそうなので、これからは128GBのSDカードを使うことにする。これなら、簡単にはいっぱいにならないだろう。

その後、F056での最大の27cmイワナをゲット。前回も27cmだったが、これを越えることはできなかった。いつか水量の多い時にF056で尺を釣りたいものだ。
この後にはまるまると太った25cmアマゴが出てくれた。10:59am。

前回、上の林道で工事をしている場所を通り過ぎると、今日も工事はしているようで作業員が一人だけ見えた。さらに進むと左岸から小沢が合流していた。水量が多い時ならば、探ってみてもよさそうだ。

お昼が近づいてきて、ブドウ虫も残りわずかになってきたので、林道に上がれそうな場所を探しながらの探釣をしばらく続ける。

よさそうな場所を見つけたので納竿。木の幹につかまりながら林道まで登る。林道に着いたのがちょうどお昼だった。

車までもどる途中で工事現場を見てみると右岸から流入する沢の砂防堰堤工事だった。昼休みで作業員は誰もいなかった。食事に下までくだっているのだろう。

快晴の下で林道を下る。気持ちがいい。これで今年の釣りも終わりだ。しかし、山はまだ秋の景色ではなくて晩夏といったところ。これで禁漁という感じはしなかった。

今年最後の釣り。釣果も最高で大満足だった。

F056の釣果:20尾

  • イワナ:27cm, 25, 24, 19×2, 17, 7, 6
  • アマゴ:25cm, 14×2, 13, 12×3, 11, 10, 9, 8, 7

まとめ

2023年最後の釣行。今年は酷暑の年でいったいいつから涼しく秋になるのかを気にしながらの日々だったが、好天に恵まれ、暑さもようやく落ち着いた2日間だった。

F012の伏流から流れ出した一見子沢と思われた流れの連続した2箇所の小さなポイントで27cmのイワナが出たのは驚きだった。
一昨年にも同じポイントで17cmイワナが出たところだ。今年の2尾の27cmイワナはリリースしたのだが、さて来年はこの魚たちはどうだろうか?これはちょっと楽しみだ。

F025は帰りに遊歩道で下ろうとしたのが失敗で道に迷い、ちょっと怖い一面があった。遊歩道は半分崩壊して、使われていなかったたのだと思う。上ってきた時と同じ川沿いに下ったほうがよさそうだ。帰宅後に地図を見ると、今回納竿した滝上のもっと上流に出る道があるらしい。機会があれば、いちど探釣してみたい。
しかし、なぜ、この川の魚はアマゴでなくて、ヤマメなのだろうか?誰かが過去に放流したのか?それしか思いつかないががやはり不思議だ。

今回のハプニングは、F056でウェーディング・シューズを履かずに沢まで行ってしまったということ。
ウェット・ウェーディングでなくてウェーダーを履いていれば、こんな間違いもありえないし、釣ったあとに着替えたり、濡れたものを乾かしたりの手間がいらないのも確かで、この点は春までの禁漁中に考えてみた方がよさそうだ。

F056では27cmイワナも25cmアマゴも出てくれた。いい川だなぁ。もっと水量あれば、さらに上流まで試してみたいと思う。来年も行くだろう。

帰宅の前にキープした土産の魚を氷で冷やしたいなと思い、駐車した車から泊まった宿にに電話して、氷を入手できるところがないか聞いてみたが、この町の中にはないだろうとのことで、県道まで出てコンビニで氷を買おうと車を走らせた。

中学の正面に小さなお店が見えたので、立ち寄ってダメ元で氷がないかと聞いたがあいにく切らしていると言われ、車に引き返した。
しかし、その後にお店の男性が外に出て、「冷蔵庫の氷でよければありますよ」と言って来てくれた!

ビニール袋いっぱいの氷で「このぐらいで足りますか?」と聞いてくれ、「十分です!」と返答。200円払って、魚が詰まっているクーラーボックスに氷を入れた。本当にうれしい人情ですね!

今回の釣行は27cmイワナ3尾を含む2日間で44尾の魚も出て、今年最後の釣行として大満足だった。
今年は膝の故障で一時は釣りができなくなるかもしれないという不安もあったが、釣りにはどうにか大きな影響もなく過ごせてよかった。

そして氷へのこの町の人のここちよい対応で最後の釣行はいい旅で終わった。

来年もいい釣りができればいいと思う。