渓流の釣り小道具 – G・サカイ アウトドアクッキングナイフ 直刃
渓流魚をさばくのに左利きの自分でもスパッと切れるナイフに出会えましたのでご紹介します
このナイフとの出会い
いつもYoutubeで視聴している「源流居酒屋」。そこで”たいしょー”がいつも使っているのがG・サカイ アウトドアクッキングナイフでした。これは源流居酒屋のレシピ本でも詳しく紹介されています。製品のは刃物の町、関市のG・サカイのものです。高いナイフではありません。
それまではシマノのフィッシング・ナイフを使っていましたが、イワナの刺し身のために三枚に下ろすなんて普段やらないことをやろうとしてもうまく切れなくて、刺し身のはずがたたきみたいになってしまっていました。
このナイフを知って、昨年(2022年)、さっそく購入。
あれっ?うまく切れない
購入後、最初のキャンプ釣行で初めて使用しました。
27cmのイワナを三枚に下ろそうとキャンプ上でチャレンジしましたが、あれ?うまく切れない!慣れない手付きで頑張ったあげく、手を切ってしまいました。
それでも釣行時には必ず携行してハラワタを捌くのには使用していましたが、やはり切れ味に納得できませんでした。
メーカーに問い合わせ
このナイフは直刃ということで右利き、左利きには関係ないものと思っていたのですが、よく刃をみてみると、これは直刃?と思えて来ました。あきらかに右利き用に見えたのです。
ひょっとして直刃でないのではないかと思い、購入からだいぶ経っていますが以下の写真を添付してメーカーに問い合わせました。


メーカーからはすぐに以下のような返答が返ってきました。
(前略) お世話になっております。 アウトドアクッキングナイフ直刃お買い上げ頂きありがとうございます。 このナイフは包丁の刃付けと同様に、8:2~9:1くらいの割合で刃付けをしておりま す。 こうした方が料理をするときに食材に食い込みが良いのでこのような刃付けになって います。 一見すると片刃のように見えますが、両刃の刃付けをしております。 お客様は左利きとのこと、確かに左利きの方の場合は使いにくいかも知れません。 もしご自身で刃研ぎをされる様でしたら、反対側から刃付けを行ってみて下さい。 (中略) どうぞ宜しくお願い致します。
直刃と左利き
そういうことなのか… 直刃とか刃物の知識が無い自分には目にうろこでした。
その後、何回かメーカーとメールでやり取りしたところ、とても親切な対応をしていただいて、以下のようなことも教えてもらいました (自分はAmazonで購入しました)。
メーカーサイトでの購入前は無料、使用中商品の購入は有料となりますが、左利き用の刃付けもメーカーで行ってもらえるようです。
(前略) 現在使用して頂いている方の刃付け直しは有料となってしまいますので、その点ご理解いただきますようお願いいたします。 当社HPでご購入される場合は、ご購入時にお知らせ頂ければ無料で左用の刃付けをする事ができますので、よろしくお願いいたします。 今後共当社製品を末永く御愛用頂きますようお願い致します。 ありがとうございました。 (後略)
なんとか、左利き用に刃付けをしてみました。
まずは釣行前にスーパーに行ってマグロとブリの柵を買ってきて、左利きの自分が刺し身用に切ってみましたが最高の切れ味に驚きました。これが本来のこのナイフの切れ味だったんですね。
その後、8月のキャンプ釣行で尺イワナを三枚に下ろすのに使ってみました。よく切れる!
今までの魚の捌きとは違う感触に感銘しました。しかし、素人にはその後の腹骨の処理がうまくできなかったのが残念でしたが …
良きナイフに出会え、今後の釣行の楽しみが増えました。