2023/08/28-29 F017, F028 キャンプ釣行
一作年、昨年と同様に真夏は長野でのキャンプ釣行を決行
プランと出発
(F020、F023も少し試したが、めぼしい釣果も無かったので割愛)
昨年の7月と同様にキャンプ場をベースとした長野方面へのキャンプ釣行をプラン。
今回のキャンプでは以下について試すことも目的。
- Gサカイのアウトドアナイフでのイワナの三枚おろし
- キャンパーで流行りの小川張りと呼ばれるタープの張り方
- ソロキャン用のチタンウッドストーブの使い勝手
- 短い仕掛けを補う天井糸の使い勝手
- 焚き火での塩焼きには20cm以下の少し小さめの魚の方が焼くのが楽
道の駅での車中泊で初日のF028釣行を迎えるために前日20日の夜に出発することとする。
実はキャンプ場は前の週にいつものサイト、73番の予約をしていたが、出発3日前に原因が分からない喉の痛みと熱が出てキャンセルした。しかし、前日20日には回復したので再予約し、釣り餌を入手する。
20日の夜は10時に自宅を出発。途中のコンビニで釣り券を二日分購入してから道の駅に到着した。1:20am。
トイレの後にストリームスパッツ、ウェーディングシューズなどの足回りを整えて、スマホの目覚ましアラームをセットして運転席での仮眠を取った。
F028釣行
アラームより前の4:15に起床。トイレの後、F028に向かった。
F028のゲート前には先行者は無く、駐車後に支度を整えてすぐに林道のゲート前に向かう。4:53am。
しかし、ゲート前には見知らぬ看板が設置されていた。なんと発電所の工事を始めたとのこと。不安がよぎるが通行禁止ではないので林道を登り始める。
取水堰の下には大型のブルが止まっていて、工事の気配がプンプンする。取水堰の上には建造物が作られている途中だった。
この先がどうなっているのか分からないので、2,3年は入っていない取水堰上のこの工事現場のすぐ上から入渓することとした。6時ちょうどで水温13.6℃。水量は十分だ。
10分ほどで19cm。少しして18cm。同じポイントで23cmも続けてあがる。キャンプでの塩焼き用にキープするか悩んだがリリース。
F028で通算100尾目となる23cmをリリースして、この後の20cm、2尾を塩焼き用にキープ。
あたりが少し遠のいてきたと思ったら、工事の影響だろうか川に濁りが入ってきた。
ここで納竿としてF028下流部を少し探り、その後、F017に向かうこととする。10時。
上流部の釣果(イワナ):
23cm, 20cm x 2, 19cm x 2, 18cm : 計6尾
今回はほとんどミミズでの釣果。ミミズが大きすぎずにちょうどいい小さめサイズだったからか。
ブランチのおにぎりを頬張りながら林道を下ると、進入禁止の看板の先にブルドーザーが工事をしていて林道の幅ほとんどが2m以上掘り返されていた。手を降って通行を許されて林道の端っこを通らせてもらう。取水堰上の工事現場では作業の人が数人、腰掛けて休憩を取っていて釣れましたか?と声をかけられ、6尾ぐらいと答えた。しかしこの工事、なんかすごいことになっている。これは帰宅後に調べるしかないと感じた。
F028下流部に改めて入渓してみたが、14cmが1尾出ただけで進むとすぐに工事の音が聞こえてきたので納竿。工事が終わるまで下流部は釣りになりそうに無い。F017に向かう。11:43am。
F017釣行
いつものF016、F017出会いに駐車。塩焼きイワナ2尾をキープしたクーラーボックスを日差しを避けて木陰に隠してから入渓。12時ちょうど。
昨年ほどの水量は無いが、それでもやはりかなりの水量があったが、今回もまた異変を感じた。
この沢はいたるところにちびイワナ、ちびアマゴがいた沢だったが、昨年はウグイだらけになっていた。そして、ことしはチビたちが全くいない。
それでもいきなり小さなポイントで26cmイワナが出た!
その後はいつものチビを中心としたあたりは全くなかったが、22cmが出た後で、毎回必ずいい型のイワナが出るポイントで26cm。
堰堤が見える15mぐらい下流のポイントで、まさかの尺ちょうどのイワナをゲット!
これは刺し身にすることにした。野菜アミに入れ、沈めて石で固定しておく。
堰堤下でも更に尺物が出たらおもしろいなと思いながら、最後の堰堤下にアプローチ。
振り込んでしばらくしてかかっていることに気づいた。これもでかい!やった!と思い、なんとかネットに入れたものの背中に白点が無い。ヤマトか?と一瞬思ったが、いや、ニジマスか?考えたあげくブラウンであることに気づいた。尺ちょうどのブラウン・トラウト!記憶では、こも水系では多分3尾目のブラウン。
ブラウンは刺し身にできるのか?いや辞めておこう。これはリリースしてもいいのか?河川によってはブラウンはリリース禁止のため、スマホですぐに検索したが、F016水系でのリリース禁止の情報はなかったのでリリースすることにした。
納竿してアミでキープしていた尺イワナを回収。水をたっぷり入れたジップロックに活きたイワナを収めて急いで車に戻る。木陰のクーラーボックスも回収して、今晩の宿であるキャンプ上に急いで向かう。2:50pm。
キャンプ場にて
3回目となるこのキャンプ場。
急いでチェックインして、テント設営より先にイワナをとにかく捌いた。刺身用尺イワナと塩焼き用イワナ2尾の3尾。
初めてチャレンジするイワナの三枚下ろしで身についた腹骨の処理の仕方がよく分からず、すごく手間どってしまった。
更に、これもチャレンジとなる小川張りでのタープの設営にも手間取った。
なんだかんだでテントの設営が終わりかけたところで時計を見ると17:45 ! やばい、温泉受けつけは6時まで!急いで車に飛び乗って温泉に着いたのが17:58。ぎりぎりセーフ!
さすがに風呂には誰もいなかった …
しかし、帰る頃に雨が降り出した!これもやばい!車から降ろしたキャンプ道具の2/3はタープの外に出したまま。急いでキャンプ場に戻ったが、かなりのグッズがびしょ濡れになってしまっていた。
テントの設営を全て済ませてから夕食の支度を開始。初めて使うソロキャン用のチタンウッドストーブに細い木の枝などで着火。なかなかいい火ができる。
まずはイワナの刺し身をつまみにしてビール。うまい!
今回は「不思議なめし袋」を使った白米にレトルトカレーを食しながら、炭を焚べたチタンウッドストーブの上に乗せたスキレットで牛ランプ肉のステーキを焼き始める。
しかし、ステーキがなかなか焼けない。どうもチタンウッドストーブは炭には向いていないようだ。木の枝に変えたところで火力が強くなった。
どうにか焼けた頃には、肉は美味しいが、お腹がいっぱいになってしまって、とても食べきれないので持ち帰ることにした。
この後、イワナの塩焼きをする予定だったが、これもあきらめて持ち帰ることにした。クーラーボックスの凍らせた2Lの水2本はまだ十分に固まっている。
一方、このキャンプ場は今年から値上げされ、チェックアウトタイムが早まってしまった。
物価高騰の折り、料金改定は仕方がないが、チェックアウトタイム変更は痛い!
チェックアウトが正午だと明日の釣行後もゆっくりしていられない。
食後の片付けのあと、明日の撤収が楽なようにキャンピンググッズの片付けをしなくてはならなかった。それもかなり濡れているので捗らない。
結局、テントの中で眠りに着いたのは12時近くになってしまった。それでも明朝は4:30頃に起床だ。
残念だったF020・F023釣行
5:20にキャンプ場をあとにして、F020に向かった。いつもと違うところから入渓しようかと探したが、見知らぬ大堰堤もありなかなかいいところが見つからず、結局のいつもの大堰堤そばの橋のそばに駐車。これもいつもどおりの廃林道を少し歩いて入渓した。5:45am。
しかし、出るのは4-5cmのちびイワナだけ。これを4つほどあげたところで嫌になって納竿。
どうするか悩んだ挙げ句、F023のF021出会いから入渓した。7:51am。
F023は大規模な護岸工事の後では初めての入渓だったが、渓相は悪くないがアタリは無い。13cmイワナを1尾釣っただけで納竿。退渓場所をしばらく探して道路にあがった。8:51am。
今回の釣行はこれですべて終了。まあ、尺物2本出たので悪くはないね。
今回試したことの結果
・Gサカイのアウトドアナイフでのイワナの三枚おろし
左利き用に刃付けをし直した「G・サカイ アウトドアクッキングナイフ 直刃」。キャンプで使うのは初めてだった。
尺イワナの三枚おろしにチャレンジした。刃付けをする前よりずっと楽にイワナは捌けた!
だけど、腹骨の処理がうまくいかなかった。これはナイフのせいではなく、自分の腕前の問題。もっと修行が必要だ。
・キャンパーで流行りの小川張りと呼ばれるタープの張り方
テントは最近のソロキャンでいつも使っているモンベルのステラリッジ テント2、タープもモンベルのビッグタープHXを使用。そしてAmazonで購入したREVOR 小川張り専用 タープ延長ベルトを初めて使用して小川張りをやってみた。
タープの位置とテントの位置を合わせてセッティングするのに手間取り、何回かやり直してかなり疲れた。
そして完成した小川張りだが、利点を感じることは無かった。小さなテントなら、タープの真下にほとんど入れてしまえば小川張りの必要はなさそうだ。もっと大きめのテント、我が家にはムーンライト テント5型もあるが、その場合には意味があるのかな?
少なくとも、当面はこの小川張りをすることは無いだろう。
・ソロキャン用のチタンウッドストーブの使い勝手
薪とか小枝を燃やし雰囲気を味わうにはかなりいい感じだと思う。すぐに火も大きくなり楽しい。ただし、炭を使った場合には、なかなか火力が強くならずにステーキが焼けなくて困った。炭の方が長時間安定した火力になるのだが、それには向いてないような気がした。
もう少し使ってみて、どのようなシーンで活用すればいいかを研究する必要がある。
・短い仕掛けを補う天井糸の使い勝手
4.2m竿用に準備したしかけを4.7m竿で使用するのに、前から持っていたが使わなかった天井糸を使ってみた。
天井糸の利点はからみ防止とあるが、特にそれは感じなかった。一方で蜘蛛の巣などがしかけにからんだ時に単純な糸ならスルスルっとずらしたりできるが、天井糸は網糸なので一旦蜘蛛の巣がくっつくとかなりやっかいだった。
これはあまり使う機会は無さそうだ。
・焚き火での塩焼きには20cm以下の少し小さめの魚の方が焼くのが楽
いろんなことをテントサイトで試した今回、そして、予定のステーキがなかなか焼けずに時間がだんだん無くなり、塩焼きをすることができなかったので塩焼き用のイワナは持ち帰った。
このテーマの検証は次回に持ち越しだ。