2022/07/25-07/26 キャンプ泊釣行

キャンプ泊にてF028, F017, F022, F020 への釣行

7月25日(月)

全国で猛暑や豪雨の中、キャンプ釣行ができるか直前まで悩んだが、どうにか大丈夫そうだと前週の金曜(3日前)に判断し、ネットでキャンプ場を予約。同時に上州屋でミミズ1、ブドウ虫2(60尾)を購入する。
自宅からは距離があるので、7/25の深夜2-3時ごろに出発、着いたらすぐに釣るか、それとも前日(日曜)の夜に出発して、道の駅で車中泊(仮眠)することにするか直前まで悩んだ。いつものように直前の日曜の午後は昼寝をして睡眠時間は確保した。

結局、日曜の夕食時にビールが無かったため、チュウハイを飲んだが、これで酔ってしまったため、酔い醒ましを兼ねて寝てしまった。起きると夜の10時半。これだと道の駅ではちょこっとの仮眠になるが、とにかく出発。

夜の11時過ぎに自宅を出て、中央高速のSAで小休止。国道沿いのセブンイレブンでランチ用のサンドイッチ、おにぎり、ジュースと共に漁協の遊漁券を2日分購入。24時間営業のコンビニで遊漁券が購入できるのはありがたいですね。

2時10分頃に道の駅に到着。目覚めてすぐに渓に向かえるように渓流シューズ、スパッツなどの釣りの支度を整えてから仮眠。ちなみに先月の釣行での反省で、渓流シューズはモンベルの「サワートレッカー」を購入、初めての使用となる。

4時に起床して道の駅を出発。車中泊していた車の半分はすでにいなくなっていた。めざす林道ゲート前の駐車地点に向かう。街道から林道入口には土砂崩れのため通行止めとは書かれていたが、その看板は道路脇に寄せてあり、禁止している感じではないので、そのまま向かう。

駐車地点には1台も車がいないのでほっとする。すぐに林道ゲートに向かわせてもらう。4:34am。

F028と支沢

以前、F028本流を釣っている時に、若い二人組に「上の沢にテン場張って泊まって釣りたいのだけど先に上に行っていいですか」と声かけられたことがあってちょっと気になっていたので、今回は支沢を目指すことにした。

地図で見る限りでは、更に上流にある支沢の方が細い沢に思われるので、二人組は下側の支沢に向かったと思われるが、その上側の支沢の可能性も否定はできない。いずれにしろ、初めて覗く沢なので、細くて釣りにならない場合もあるので、その場合はF028本流をやってみようと思う。

4:34出発、うす曇り。夜明けはもうすぐ。目指す支沢までの距離は2.2Kmで標高差は158mだ。
林道を登ること30分で取水池上、気温17.9℃。本流を見ると水は結構多い。そこから6分ほどで支沢にかかる橋に出る。

汗をかいたTシャツを長袖シャツに着替えて釣行の準備を終えて橋のたもとから支沢に入る。水は結構あるし、それほど狭い渓ではない。

しかし、なかなかアタリが無い。川の状態を見ると、それなりの深さのポイントはあるが、水の勢いが強い。アタリが無いまま、もくもくと釣り上る。

30分以上経った頃、ここにはいるだろうと思える小さな滝壺のようなところに出た。ここでやっと出たイワナは12cmのチビ。う~む。

ここからも少し進んだが、どうも普段は水があまり無い場所で、増水でいいポイントに見えているだけのような気がしてきた。残念だが、今回はこの支沢はあきらめることとして、本流に戻ることにした。

支沢出会いの少し上流からF028本流に入渓。水温13℃。増水気味だが、どこまでやれるかは分からない。

まずは1投目!。と、いきなり21cmイワナが出てくれた! 6:53am。

今回のキャンプ釣行では、新しく調達したG.サカイのアウトドアクッキングナイフを使ってイワナを三枚に下ろして天ぷらにするのもテーマの一つ。今晩の天ぷら用には、鮮度を考えてもう少し後で調達したイワナをキープしようと思い、このイワナはリリースした。

この後、対岸に渡り、支沢より少し下までを試してみることにした。しかし、移動の際に仕掛けが上の細い枝に絡んでしまい、回収しようとした束の間、ポキっと今年新調したシマノの竿の5段目が折れてしまった! なんで?そんなに力が入ったとは思えないのだけど… しかたがないので、予備竿に交換してこのあとは進む。

9:20ごろまでF028本流を探るが、その後のアタリは全く無し。場所を変えた方がいいと思い、林道を下り、F028下流部を探ることとした。

車まで戻って、車載の予備竿を出して、ザックに詰めて車で下流部に向かう。下りながら2箇所で竿を出したが、駄目だった。

釣りながらも気づいたが、何台かの車が林道を登っていった。上で工事でもしているのか?

F028下流部に入渓。10:45am。下流部でも11:30ごろまで粘ったが、やはり魚は出ない。

よくは分からないが、川の水は実はもっと増水していて魚は退避している状況なのかもしれない。残念だが、F028は15cmと21cmの2尾だけであきらめる。

F017

本当は午後に予定していたF017に移動。昨年、堰堤下で尺ものが出たが、今回はどうか?

やはりF017も轟々と流れる増水気味。

しかし、えっ?
なんと、昨年には無かった護岸ができている!

このせいか、堰堤下1/3ぐらいまでは直線の流れになってポイントらしきものが全く無い。

この少し上でアタリがあった!とは思ったが、あげてみるとウグイ?!この後も15cm-20cmのウグイの4連発。う~む

堰堤までの真ん中あたりで25cmイワナがやっと出た!これは天ぷら用!と思い、活かして持ち帰ろうと野菜ネットに移しかえそうとした時にポロリと落としてしまった。天ぷらが遠のく。

堰堤下は、落下する水がものすごい勢いで落ちていて魚がいられる状況ではなく、アタリ無し。

F017を終え、F016本流で釣りになる場所はないか上流の方まで車を走らせたが全く釣りにならない増水で、F016もあきらめた。

F022本流

釣りになるすこしでも穏やかな流れがないか見ながら、F022本流を上流に向かい、車を走らせる。F023との合流より少し上で良さげな流れが見えたので道脇に車を停めて入渓点を探す。14:26。

川沿いの民家の花壇横に川まで行けそうな畦道が見えたので、民家のおばあさんに「ここ行っていいですか?」と声をかけると、「こっちから川まで降りられるよ」と庭の奥を指さしてくれた。礼を言って、行ってみると階段で川のそばまで降りられた。

護岸ブロックの合間によさそうなポイントが見えた。深めの流れ出しの最後に大岩があって、その手前に魚はいそうだ。

一投目。しばらく待つと、やはり大岩の手前で来た!大きい!27cmのイワナをゲット。これでやっと天ぷらができる!よかった。

この後、少し釣り上ったが、釣れるのはちいさなアマゴばかり。結局、15cmx2, 14cm, 7cm, 5cmのアマゴを追加(リリース)して、キャンプ場に向かうことにした。

キャンプ場

2度目となるンプ場。前回と同じ73番サイトを予約しておいた。

一泊¥1,470に薪¥420の合計¥1,970を支払う。リーズナブルな料金でチェックアウトタイムが2pmというのがありがたい。

受付を済んで、サイトに行ってみると、両隣の74番と68番に先客がいた。これは予想外だったがしかたがない。でも、68番の年配のご夫婦と犬一匹は気さくなすごく感じのいい方だった。74番のファミリーとは大型テントで遮られて全く交流はなかった。

テントの設営を終え、残りの荷物を運んでいる頃、突然のスコール!
今回は降らないと思っていたのでタープも持参していない。逃げ場所が車の中と小さなテントの中しかないので、温泉で一風呂浴びてくることにした。同一経営なので割引きになる。

キャンプ場から下の県道まで標高差は200m ぐらい。そのせいだろうか、県道では晴れていた。

温泉から帰ってくると雨は止んでいたが薪はびしょ濡れで、68番のおじさんに薪を交換した方がいいと言われ、換えてくることにした。

今晩のメニュー。
メスティンご飯。イワナと生シイタケ、冷凍エビの天ぷら。ミニ鉄板でのビーフステーキ。トマト。ビール。

さっそく、メスティンのお米に水を浸している間にG.サカイのナイフでイワナの三枚下ろしに挑戦。期待していたが、おやっ?全然切れない。切っ先の方はすごくよく切れるが刃の中心では全然切れない。ずるっと滑って指先を切ってしまった。これは期待外れ。帰ったら刃の真ん中がちゃんと研げているかの確認が必要。

どうにか三枚に下ろすことはできたがかなり手間取った。

天ぷらはコールマンの2バーナーに、キャンプ用の深鍋を使用。天ぷらは先に椎茸。うまい!続いてイワナ。これも美味しいが、魚の天ぷらはみんな同じ味のような気がした。

最後の冷凍エビで失敗。クーラーボックスの中で全然解凍されていなくて、水分がたっぷりだったため、油の撥ねがすごかった。エビは美味しくあがったが、周りは油が撥ねてベトベト。

アルコール燃料でのメスティンの自動炊飯も、きちんとご飯が炊けていなかった。前回、自宅で試した時も同じように失敗した。なぜだか?帰宅後に理由の調査が必要。ご飯は2バーナーで追加で火を入れてなんとか食べられるようになった。

マキシムをまぶしたステーキは、なんの問題もなくおいしく焼けた。

そして、同時進行での薪の火起こし。着火剤が切れていたことを失念していたため、なかなか着火せず、かなり手間取った。

今回のキャンプは、こんなどたばたでゆっくり座っている時間も少なく、ビール1本空けるのがせいぜい。洗い物も済ませ、寝る前の片付けも手間取り、テントに入るのも10時を過ぎてしまった。

この夜は満点の星空だった。

7月26(火)

この日は午前中にF020をやって、土産イワナを確保。キャンプ場に昼過ぎに戻って、テントの撤収、チェックアウトの予定。

4時に起床。他のキャンパーはまだ寝ているので、なるべくしずかに車で出ていかなくてはならない。
テントの外に出るとトイレから帰ってきたと思われる隣の68番のおばさんに挨拶され、早くから車を走らせる後ろめたさが少し和らいだ。

F020

昨年、F020で漁協の現場監視員から、ここの堰堤は朝一番でやるべきだと言われていたので、まずは堰堤を目指した。

堰堤も水流が多く、飛沫がすごいので下に降りてからレインウェアを羽織ってから仕掛けを投入。しばらく粘ったが、飛沫でズボンの前がびっしょりになる。やっと出た一尾は15cm。

あきらめて車に戻り、F020の川筋を車から見ながら下ったが、かなりの激流で、どこも入る気がおきなかった。

F022本流、そして帰宅

結局、またF022本流に向かう。前日の続きをやろうか思い、対岸側の川まで階段がついている道沿いに車を停めて入渓する。

水量は多いので渡渉もなかなか大変だが、それでもしばらく釣り上ると、上がって来たのは13cmアマゴがふたつのみ。時間はまだ早いが、あきらめてキャンプ場に戻ることにした。

片付け終えて11時頃にキャンプ場を後にして帰宅。テントは完全に乾いたのがありがたい。

イワナの土産が無いこともあって、途中のSAで「峠の釜めし」を土産に買って帰った。久々に食べたが、やはりおいしいねぇ。家族も大喜び。

まとめ

一言でいうと、猛暑と集中豪雨という日本全国の天候不順の中での釣りだったと言えるのかな。今年の春は水が少なくて参ったが、今回はどこも水が多すぎ。
ただ、釣行時はそんなに大増水というより、「その後」といった感じだったのではないか、魚たちはどこかに退避して、まだ戻ってきていない?そんな風に感じた。

釣果自体は1日半の釣行で、イワナ 27cm, 25cm, 21cm, 15cmx2, 12cm、アマゴ 15cmx2, 14cm, 13cmx2, 7cm, 5cm、外道のウグイ 15cm-20cm x4。数釣りはできていないが、いい型のイワナはゲットできている。悪くはないな。

しかし、一投目で魚が出ると、その後が不調なことが多いのは何故だろう?このパターンが最近多い気がする。

F028の支沢は普段はどんな沢なのか?釣りの対象になるのか?今回、それが分からなかったのが残念。タイミングを見て、もういちど試してみようと思う。

一方で、現地に向かうコンビニで釣券が購入できて気分的に気兼ねなく釣れたのはよかったな。どこの漁協も、コンビニで釣券が買えればいいのにね。

P.S. 春先に購入したF015の年券をずっと探しているのだけど、行方不明。禁漁後になってから、どこかから出てくるような気がする …