2021/08/02-08/03 キャンプ泊釣行

F017, F020, F028, F052 へのキャンプ泊釣行

8月2

8月は例年、釣りは休みにしている。それは夏休み、お盆休みでどこの渓流も観光客や釣り人が多いため。しかし、今年は娘の学校の友だちが家に泊まりに来るので、邪魔な親父は釣りに行っていろという情けないことになった。
調べて見ると、コロナの影響もあるのだろうが、今回のキャンプ場は値段も安く、この時期でも予約はガラガラだということが分かり、まずはネット予約を済ませた。

前週に上州屋に電話を入れ、ミミズキングの入荷予想を聞いたところ、オリンピック開催の物流の影響か、仕入先にもミミズの入荷が少なく、熊太郎すら確約はできないとのこと。参ったねぇ。最悪はテンカラで釣るか。

前日8/1の日曜に上州屋に行って釣りエサ入手。熊太郎は無くミミズは太虫だけ。しかたがないのでブドウ虫をメインに使うことにし、ブドウ虫2つと太虫を1つゲット。

前夜に出発し、道の駅で車中泊をするか寸前まで悩んだが、先月のF001釣行と同じように深夜出発でそのまま渓に直行とした。

1:30に起床。2時過ぎに出発し、SAで小休止。高速を降りてからコンビニで昼用のサンドイッチを調達してF017に直行。いつものF016とF017との出会い地点に駐車する。

F017

5:25釣行開始。F017は予想外に水量が多い。F016もかなりの水量で濁っている。前回、ブラウンを釣ったF017出会いのF016をやろうかと近寄ったが、水量が多くちょっと危ないので止めた。

F017は一投目からチビが出た。そこからはチビばかりどんどん出てくる。30分近くチビと遊んでいて、やっと20cmが出てきた。その後もチビがよく出て、ほどなく19cm。チビやら根がかりやらでなかなか進まない。

なにやら騒がしい気配を感じて上流を見ると、猿の小集団が右岸から左岸へ樹木をつたって渡っていた。

7:30頃に19cmが出て、16cmも続く。堰堤が見えてくる。

堰堤下もかなりの水量で左岸側には魚の居着く場所は無さそう。右岸側に陣取り、今回はHKさんの意見を試すべく、おもりは4B程度にしてブドウ虫を沈める。

しばらくして目印がゆっくり動くのを見届け、一呼吸待ってから合わせるといい引き!しかし、すぐにバレてしまった。

こいつはまた来ると確信し、更に深めに新しいブドウ虫を沈める。なかなか目印に反応が無かったが、なんとなく動き始めた気配がした。焦らずに一旦餌を送り込んでからしっかり合わせると、ぐっと重い引き!来た!

大物の予感でやっと引き寄せてランディングネットに収めるとでかい!31cmの尺物だった。

今年はこれで6本目の尺物。こんな年は最近無い。今年は数釣りにはなかなかならないが、尺はよく出ている。今回のキャンプではイワナの天ぷらを予定していため、この31cmは天ぷら用にキープする。
31cmはメスでかなりの抱卵。もったいないので、これもいただくことにしてキープした。

F017の堰堤を8時頃に後にして、F028の下流部に向かうことにする。
F017の釣果: 31cm, 19cmx2, 16cm, 6cm-13cmx11 の15尾

F028

F028下流部に幸い車は無かったので駐車して入渓(8:30)。F016水系と違い、F028の水量はそれほどではなかった。

F028は今回は小粒なイワナばかりで、15cmぐらいを中心として16cm止まり。20cmオーバーは全く出なかった。いつもは何本かは出るのだが。

…と、ここまで書いていて矛盾に気がついた。GPSにもビデオにも記録が残っていないのだが、F028では23cmを1尾釣っていた。河原でのランチ時に2尾のイワナを捌いた。31cmは天ぷら用。23cmは塩焼き用だ。この23cmは記録に無いが、31cmの後で釣ったものなので、F028の魚だ。
F028の釣果: (23cm, )16cm, 15cmx6, 14cmx3, 10cm の10尾

F028で車に戻ったのは13時過ぎ。一応、ゲートを見に行ったが今日は上流部に釣り人は入っていないようだった。

キャンプ場のチェックインは15時だが、すいているので問題は無いだろうと考えキャンプ場に向かうことにした。

キャンプ場にて

キャンプ場には14時前に到着。オンライン予約時にはサイト番号を指定しなくてはいけなかったので8番サイトを予約していたが変えられるか聞いてみた。フリーエリアには一組しかいないので好きなところでいいですよという返事。お勧めは16番か17番とのことで下見をして17番に決定した。東と南の木立でいい加減に日陰になっていて、真夏でも涼しそうだったし、炊事場もトイレもそれほど遠くないので有り難い。

薪1つとゴミ袋1つをオプションで追加して、2日間で4,000円也。オートキャンプ場としてはリーズナブルだと思う。手続きをして、とっととタープとテントの設営を済ませる。やはり時間がかかるのは大型タープの設営。8月のこの時期のせいか、しつこいアブがブンブン来るのに手を焼いた。

設営を済ませたので、F022上流部をのぞいて見ることにした。キャンプ場下の少し下流部に川遊びのための入渓点を見つけたので入渓。しばらく探釣するが全くアタリ無し。ひとつ上の沢との出会いまで来ると道路に上がれそうなので納竿する。すると、上から流れてきたのか足元の流れのそばになにやら新しいものが落ちていたのに気づいた。拾ってみるとホルスターに入った熊スプレー。落ちたのは1週間以内のようだ。封が切られていない未使用で使用期限は2025年と英語で書かれていたのでキープさせていただいた。

キャンプ場に戻り、夕食などの段取りを考える。今日キープした魚は2尾。食事は予定ではメスティンでの焼き鳥炊き込みご飯、イワナの天ぷらと塩焼き、スキレットでのお稲荷スパム。
モーラナイフを使って薪をパドリングして炭用の火付けを作る。炭の用意をしながら天ぷらの準備。シェラカップを使ったソロキャン天ぷらは初めてなのでいろいろ神経を使う。温度がやはり難しい。JETBOILで五徳を使うのも初めてで、釣り用の電子水温計も使ったが天ぷらの温度設定が難しい。

メスティンのお米に20分水を張ったので、点火する。天ぷらも開始。ビール片手に31cmイワナは一口目が一番美味かったが、その後はどうも天ぷらの温度がイマイチ。イワナの卵は醤油と日本酒につけておいたので、おいしくいただいた。それでも炊き込みご飯ができてきて日本酒を飲みながら食べていると、もうお腹がいっぱいになって、スキレット料理は止めることにした。もちろん炭でいい感じに仕上がった塩焼きはよく焼けて美味で、有り難くいただいた。

その夜は満点の星空だったが、夜中に足がつりそうになってなかなか寝付かれなかった。

8月3

4:30頃に起床。夜遅くや朝早くから車を使うなとのキャンプ場の案内に従うわけではないが、コーヒーを入れ、ゆっくり飲んでからF052に向かう。6:18am。

F052

前回のF052は林道が跨ぐ西側上流部に入ったが、今回は逆に東側支沢側の道路から入渓を考える。地図では大きな堰堤が2つあるがその上には堰堤がなさそうなので、堰堤上から入渓することにした。6:55am。

川に降りて一投目。いきなり25cmが瀬尻に近いところから出てびっくりした!

その後は16cm, 15cm, 11cmと小粒なイワナ。

…あれ?向こうに見えるは堰堤。地図にはなかったはず。堰堤下のプールでは全くアタリ無し。道路まであがって堰堤上に行くと支沢ての出会い。ここではアタリも無く、その先の川はブッシュの中。ブッシュの向こうが開けているのかは全く不明で、ここで納竿。8:32am。
(帰宅後に地理院の地図を最大縮尺で確認すると、この最後の堰堤も表示された。他の縮尺では表示されない。なんだかなぁ~)

車に戻り、上流を確認したいと思い、上に向かうが集落より上の浄水設備がある地点で舗装も無くなり、その先の道も無くなりそうな感じであきらめてF020に向かうことにした。
F052の釣果: 25cm, 16cm, 15cm, 11cm の4尾

F020

F020はいつもの大堰堤のそばの橋のそばに駐車する。廃林道を下流にしばらく歩いて入渓。水量は多くも無く、少なくも無いといったところ。

入渓点から下流に下って、倒木越しに16cmイワナ。その後、もう少し下って26cmが出た。

入渓点から上を探る。いつもなら、20-24cmが出る場所なので期待は高かったが、アタリ無し。その後は17cmを1尾追加しただけで通らずの橋の下に着いてしまい納竿。13:02。

F020の水中の石は滑りやすいので、入渓点まで戻りたくないので、いつものように強引に左岸を木につかまりながら上まで登りきって退渓する。

その後、大堰堤も試すが、まったくアタリは無かった。
F020の釣果: 26cm, 17cm, 16cm の3尾

車まで戻ると、地元の車が近寄って来た。漁協の現場監視員のおじさん。そういえば、納竿前に橋の上に人がいるのが見えたがこのおじさんらしい。待ち構えていたようだ。昨日はF028にいたでしょ、とか、気分の良くない会話をして2,050円の現場釣券を購入。高速から来たんなら途中のコンビニで釣券を買えるでしょ、とか言うが、どこのコンビニ?この村にコンビニなんてない。警察のネズミ捕りと同様、こちらに落ち度があるのは認めるが、なんとも気分は良くない。

お腹が空いたのでそばでも食べようと川を下るが、どこのそば屋も火曜は定休日。いつものそば屋も準備中になっていた。だったらキャンプ場先の峠までいってみようと車を走らせる。どんどん標高は高くなるがなかなか峠には着かない。やっと着いた峠は標高1,677m。キャンプ場より350mも高かった。月見そばを食べてから下ったが、帰りはキャンプ場まで一度も車のアクセルを踏むことはなかった。

今日は釣りはもうおしまいとして系列の日帰り温泉に浸かってから、キャンプ場に戻ったのが16:27。

明日はF028の上流部を釣ろうと予定していたが、もうあのおじさんの顔は見たくなく、釣りはおしまいとする。後はキャンプを楽しもう。

二日目キャンプ

今晩は不思議なめし袋でご飯を炊いて、スキレットで煮込みハンバーグ。

….ん?クーラーにハンバーグが無い!出掛けに冷凍庫から持ってくるのを忘れた!他の玉ねぎ、しめじ、チーズなどの部材はあるが、メインの食材を忘れた。

しかたがないので、昨日、パスしたお稲荷スパムでのスキレット料理にする。 ちょっとさみしいので、インスタント味噌汁を追加。

明日は釣らずに帰るので、この日の内に片付けられるものは片付けて車に積む。天気は下り坂なので、その夜は星が見えたり、雲に隠れたりだった。

翌8月4日は早朝から撤収を開始。7時過ぎには出発し、11:17に帰宅。
途中、諏訪湖SAでブランチを取ったが、窓から見える諏訪湖はきれいだった。