2023/07/25-26 F002 テント泊釣行

2年ぶりとなるF002へのテント泊釣行

2023/07/25~26 F002へのHKさんとのテント泊での釣行

プラン・準備

開通をかすかに期待していた林道の開通が絶望的となり、HKさんとF002での2年ぶりのテント泊をすることとなった。

7/25 11時にコテージ前に集合。F002のテン場まで登り、午後遅くに釣行。テント泊の後の7/26は昼ごろまでの釣行後に下山。コテージに一泊の予定。

久々のテント泊。余分なものを持たないように準備。夕食、翌日の昼食もモンベルのリゾッタにして簡易な食事とした。ザックの重さを測ると、12.5kg(水を除く)と今までの15kg超えと比べると不思議と軽量となった。

テント泊でしか使わないCamekbackのウォーター・リザーバーを引っ張りだしてみると、リザーバー専用のチューブが見当たらない。仕方がないので、急遽、モンベルでモンベル・ブランドのウォーター・リザーバーであるトレイルウォーターパックを調達した。ところがザックに荷物を詰めている最中にザックの裏蓋にてCamelback用のチューブを発見。だが、せっかくモンベルの製品を購入したので、こちらを持参することにした。しかし、これが実際には面倒なこととなった。

7/25 6:20amに起床のアラームをセットしたが、早めに目覚めたので起きて準備をする。荷物は2回に分けて車に積み込んで6:39にマンションを出発。

この時間だとバイパスの渋滞を心配していたが、下り線は車は多くスピードは出ないものの止まるような渋滞はなかった。上り線は完全に渋滞で車は動いていない状態…

F002に向けて

新東名のSAに着いたのが8:12。多めの朝食を取り、トイレを済ませて8:43にSAを出る。

中部縦貫道に入る。途中、事故の表示があり心配したが、富沢あたりで対向車線が完全に止まっていた、一車線だとどうしようもないね。こちらの車線への影響はなかった。

10:16。コテージに早めに到着。コテージのおじさんは引退したらしく、初めてとなるお兄さんが一人で忙しくしていた。今日泊まらないなら、車は道路際の小屋の前に停めて欲しいと言われる。
クーラーボックスを管理棟の中の陽の当たらないところに置かせてもらう。

今回はHKさんは11時少し前に到着。いつもより遅めだ。

HKさんのスバルの新車でF002下そばの道路脇に駐車。神社で安全と好釣果を祈願して出発。今日は100円のお賽銭とポケットに入れてきていた。
F002登り口には富士山ナンバーの車が一台駐車。先行者かとちょっと心配したが、後にHKさんが途中の下流部で釣り人を見たとのこと。上流部に向かう我々はちょっとホッとした。

登り開始。HKさんは体力が落ちたと前からぼやいていたが、僕はなかなかついていけなくて、待ってもらうこともしばしば。

やっと着いた取水池の流れ込みでは一匹の魚を目視できた。HKさんは見えなかったらしく、ここで魚を見たことは無いとのこと。

汗をたっぷりかいて、テン場に到着したのは3時少し前。二年前の我々のテント泊の跡が少し残っている。
落ちている木の枝はよく乾いているので、テント設営後の薪拾いは適当に済ませた。

夕マズメの釣行

HKさんと夕マズメ釣行の沢割りを決めた。しばらく雨が降っていないにもかかわらず、本流の水量は十分だったので、僕は少し下流から本流をやることに、HKさんは南側の沢の下流部を探ることにし、お互いに自分が食べる分の塩焼き用の魚を持ち帰ることにした。

16:07。テン場から山道を下り、途中の水場でトレイルウォーターパックに水を補充し、そこから釣行開始。しばらくはポイントがすごく薄暗く、まるで夜明け前の釣りのようで仕掛けもよく見えなかった。しかし、しばらく進むと明るく開けたポイントになった。

あまり時間がなかったが最後のポイントで続けて3尾のアマゴが出た。1時間半の釣行で最終的には9尾のアマゴが出たので魚の活性は高いと思う。

僕は塩焼きなら19cm以上と決めていたがそうはいかずに16cm、17cmはリリースしていたために、約束の6時まで粘ったものの1尾もキープできなかった。

【釣果(1時間30分 – 9尾)】17cm, 16cmx3, 14cm, 10cmx2, 8cm, 5cm

なんか調子が出ないテント泊

18:10。約束の時間を少し過ぎてしまって戻ると、HKさんが焚き火の火付けをすでに終えていて、15cm以下の2尾のアマゴを焼き始めていた。結果、小さい方の1尾を分けてもらって頂いた。
おいしかった。

「焚き火で塩焼き」をするなら、小さめの魚の方が全体に火が通る時間も短くて済み、おいしくいただけるというHKさんの持論には一理ある気がした。

夕マズメの釣行後になかなか食欲が出なかった。なんか体調が変だ。耳が熱い。HKさんには熱中症ではないかと言われた。水はかかさず飲みながら登って来たのだが…
それでも食べたほうがいいと思いモンベルのリゾッタを食べ始めたが途中までで辞めた。やたら喉が渇き、声がかすれてしまうほどだった。

後で気づいたことだが、モンベルのリザーバーがザックを降ろした後だとちょっと使いにくくて水が簡単に飲めない。だから喉が渇きに用意していた缶の日本酒をグビグビ飲んでしまっていた。
これがこのあとの不幸を招いたようだ。

20:30 体調の明日の復活を祈って、明かりを消して就寝

夜中の体調不良

夕食後にこむら返りの予防として漢方薬を飲んでいた。しかし、HKさんによると、予防ならばここを登り始めるぐらい前の早い時間に飲んでおいた方がいいとのことだった。覚えておこう。
更に用意していたこむら返り予防の貼るミニカイロを両足のふくらはぎと腿裏の4箇所に貼っておいた。これは5月のキャンプ釣行の際に、これらの箇所がこむら返りになっている時は冷たくなっていた経験からで、今回試してみた。
今回、夜中に目覚めた時にちょっと左足が怪しかったが、こむら返りになることはなかった。この「4箇所ミニカイロ」は今後の対策スタンダードにしよう。季節は関係ない。

夜中。突然吐き気が襲ってきて、目覚めた。急いでテント前面シェードを開くが間に合わずにシュラフの上で1/3ほど吐いてしまった。残りは開いたテントの外に吐いたが、一旦外に出て、30分ほど鼻を噛んだり水を飲んだりして落ち着くまで座っていた。
テントに戻った後も横になるのが不安だったので、Helinoxチェアをテント内に持ち込むことにして上半身を立てかけるようにして朝まで過ごした。
これで明け方まではよく眠れた。

翌朝からの釣行

翌朝はなんとか落ち着いたので、釣行に出発。僕は本流の続き、HKさんは南側の沢の上流部と沢割りした。1時までにテン場への戻りを約束する。
僕は昨日最後に3尾も出たポイントが気になったのでそこから釣り登ることにする。

5:45出発。昨日最後のポイントで6時ごろから釣行開始。
最後のポイントで更に4尾を釣り上げた。このポイントは気になるので、GoProで水中撮影をしてみた。帰宅後に確認すると更に5-6尾の魚がまだいることが確認できた。なかなか無い良ポイントだ。

7:40ぐらいまでに10尾を釣り上げた。

魚の活性は高くて、ひさびさにこの沢の本流アマゴたちと楽しんだ。
しかしメマトイがうるさくて、一匹が目の中に飛び込んできてしまった。川の水で何回も目を洗って対応しなければならなかった。

魚肉ソーセージとドリンクゼリーを行動食として摂った。

9:41。気づくとテン場横を過ぎて南沢の出合いに出ていた。もう20尾は釣っているが、ブドウ虫の残りが少なくなった。今日はミミズには反応が悪い気がする。最近、どの渓流でもこの傾向が強い気がするが、釣具屋では太虫のミミズしか入手できないせいかもしれない。

合流点から見てみると南側の沢の水量はかなり少なかった。本流はあれだけ水量があるのにちょっと不思議。

本流を更に釣り上ると、17cm、19cm、20cm、21cmといい型がでたところでブドウ虫が無くなった。時間はまだ10時17分。どうするか?ミミズで釣り続けるか?夜中に汚したシュラフとテントも気になり、体調もイマイチということもあって、ここで納竿。

【釣果(4時間20分)】24尾 : 21cmx2, 20cmx3, 19cmx3, 18cmx4, 17cm, 16cmx3, 14cmx2, 13cmx4, 10cm, 8cm

【2日の合計】33尾

下山

11時前にテン場に戻って後片付けをした。
シュラフとテントは思っていたほど汚れてはいなくてホッとした。

テン場の片付けでいつもHKさんを待たせてしまうが、今日は時間がたっぷりあるのでゆっくりと片付けた。12時半ごろだったか、HKさんが戻ってきた。20尾以上が出たようだ。

下山近くなっても体調はあまりすぐれず、釣行中に行動食は摂ったものの食欲もないので下山前の昼食は避けた。

13:41。下山開始。今度は遅れ気味になる僕が先頭を歩いた。やはり下山は辛かった。常に膝を曲げている状態で下り続けるのは腿やふくらはぎにはかなりの負担だ。でも心配していた膝の痛みはそれほどない。これはかなり嬉しかった。

15:53。F002登り口に到着。2時間10分の行程だった。ちなみに昨日の登りは3時間25分の行程。

コテージ、そして帰宅

予約していた4号棟のコテージに到着。片付けと明日の釣行の準備を済ませる。
HKさんより遅れて温泉に浸かり、やっとゆったりした。

コテージにはクーラーが無いので、この猛暑では暑かった。

胃の調子をなんとなく気遣いながらも夕食時に用意していた「とうもろこしのレンジ茹で」と生トマトを刻んでHKさんとビールで祝杯。
しかし、この後は冷凍チャーハンの予定だったが食欲が無くスキップ。HKさんもめずらしく食欲が無いとのことで二人共夕食はそこまで。

翌日の釣行は朝の体調で判断することにする。HKさんは釣らずに帰るとのこと。
こむら返り対策に座布団をふくらはぎの下を置いて就寝。明け方まで熟睡することができた。

翌朝。なんとなく体調の復活がいまいちなので、最後の釣行は止めて帰宅することにした。

コテージを早めに出発。途中のSAで朝食のそばの朝食。出品を始めたばかりで3つしか無かったまぐろの「とろとろ丼」を土産用に買い占めて帰宅した。

反省とまとめ

今回は体調の不良がまずかった。帰宅した日もほぼ一日寝ていてやっと回復した次第。
反省すると理由はふたつのような気がする。

一つは、軽い熱中症だったのかも。猛暑が続くこの真夏のF002はきつかった。ウォーターリザーバーで水分は十分に摂ったつもりだが、汗もたっぷりかき、塩分不足だったのかもしれない。帰宅後、塩分チャージタブレットを買って舐めている。
もう一つは日本酒を一気に飲んだこと。ゆったりと食事を取らずにグビグビ飲んでしまって酔っ払ったのが体調不良に追い打ちをかけたような気がした。

今回、装備でまずかったのがモンベルのトレールウォーターパック。モンベル製品は愛用しているが、この製品は私のモンベル製品群でも最低評価と言える。一番の問題点は上部の水を入れる部分の構造で簡単に開けたり閉めたりができない。これは今回、すごくストレスだった。この製品はザックに入れて使うことだけを考えて作られているようだった。非常に残念。
一方で、前から持っていたCamelbackのウォーター・リザーバーは水の出し入れする部分が大きく、ザックから取り外して使うことにも何の問題もない。
モンベルのトレールウォーターパックはお蔵入りで、Camelbackのウォーター・リザーバーを使うことになると思う。

一方、今回竿下ろししたDAIWAの渓流竿「春渓」。520cm, 470cm, 420cmの3段ズーム。
今回は最も短い420cmを基準に仕掛けを用意しての初めての釣行だったが、420cmだと竿の調子がイマイチで仕掛けの振り込みがうまくいかない場面が多かった。470cmにすると問題は無い。これは私の釣り方との相性かもしれないが、今後は470cmを基準にして使うことにしようと思う。

F002の釣果はすごく良かった。2日で33尾の釣果はF002では何年ぶりだろうか?
この暑さでF002のこんな上まで釣り人が来ないのかもしれないのが釣果がよかった最大の理由かもしれない。
考えてみれば、HKさんとこのテン場まで来たのは2回ともに秋、F048/F049テント泊は6月で、今回のような真夏のテント泊はなかった。

魚の活性も高く、ほとんどのポイントに魚がついていた。F002復活!と宣言したいぐらいだ。

いい釣行だった。そして今回も私に付き合ってくれたHKさんには感謝しかない。体調不良でいろいろ迷惑をかけてしまったと思うと申し訳ない気持ちでいっぱいだが、でも、また一緒にテント泊の釣行ができることを大いに期待したいと思う。