2021/06/21-06/22 F048, F049 テント泊釣行

1泊2日のテント泊釣行

山行・釣行記録

[6月21日]

6/21は4時過ぎに起床。4時半頃に出発し8時集合の場所へ。今回は新東名のSAのコンビニでランチ用のサンドイッチ購入。おにぎりで朝食を済ませ、給油をして中部横断道経由で向かう。途中、7:22には同行となるHKさんから着いたとの連絡。早っ!
集合地であるコテージで足回りの支度をして、出発地点となる上流の駐車場に向かう。
コテージのおじさんの話だと林道を延々と遠回りせずに峠までにまっすぐ登る道があると言うが話半分に聞いておく。
さあいよいよと、気を引き締めて16kgのザックを背負って出発。重っ!

一昨年、昨年と梅雨時にもかかわらず天候には恵まれたが、今年も曇りがちながら雨は無さそうないいコンディションで、林道で暑い日差しを浴びることなくひたすら歩く。目的の下降地点まで8.1Km。昨年より2時間ほど早い出発なので、早めのランチは下降地点となる。3回目となるこの林道歩きは前回よりも楽に感じた。

ランチ後に長袖に着替えてメットを被り、目指すF048に向けて細尾根を東へ向かって下っていく。昨年のリベンジで、廃林道途中からピンクテープに従って南に向きを変える予定だったがピンクテープが見当たらない。戻るか進むか悩んだが、このまま進むことにした。昨年と同じルートだが、よく見ると最後のF048まで細い捨てロープがずっとあるのでこれを利用させてもらった。このおかげで昨年ほどは怖い思いはしないで、どうにかF048まで降りることができた。

休憩しながら川面を見てみると、ここにはいい深場がある。HKさんに勧められて試し釣りをすることにした。
Kingのミミズを深場に投入するとまもなくアタリっぽい重い感触が竿に来た。軽く合わせると重い引き!木が上に覆いかぶさっている場所なのでそのまま引き上げることはできない。上が開けている下流になんとか誘導したがランディングネットは用意していなかった。引きずりあげると尺ちょうどのいいイワナ!

HKさんが写真を撮るというのでそのまましばらく持ち上げていたら、写真を撮った後で、仕掛けが切れてサヨウナラ…. まあ、まだキープする時間では無いので良しとする。これで気分を良くしてテン場に向かう。

テン場に到着してテント設営。夕食用のメスティンにお米を入れ、水を浸しておく。ビールと日本酒を川で冷やしてからF048を釣行開始。5:30までにテン場に戻ることにして、今年はHKさんが下流へ、僕が上流に向かう。

F048はいつもどおりなぜか笹濁り。あまり深い場所が無く、期待通りのアタリも無い。それでも、まずは15cm。その後、21cmをあげてから 25cm。
この25cmは塩焼き用にキープなので即座に捌いてビニール袋へ。

その後、林道から降りてきた地点の深場に着く。もういちどここを試すと、来た!さきほどと同じようになんとか下流に誘導して取り込むと尺ちょうど!今度は刺し身用にキープするため、用意してきたアミ袋に入れて浅場に沈めて石で固定する。
最初に釣ってハリス切れで逃げた魚と同じ魚かと思ったが、あの時はアゴにかかっていた。そのハリもハリスも見当たらないため、別の個体と思う(思いたい!)。
時刻はすでに5時少し前。
(後で振り返ると、ここがF048で最も深さのある良ポイントだった。)

2段堰堤まで来た。左岸側に付いている鉄梯子で上って下り、2段堰堤の上の堰堤下まで行く。堰堤下の魚道の出口が深くなっているようなので試してみると、思った通りの21cm。。
これで気分も良く、時刻は5:05。納竿して、途中の尺イワナを回収し、急いでテン場まで戻る。

この日のF048での釣果:30cmx2, 25, 21×2, 17, 15の7尾。

テン場ではHKさんがすでに戻っており、例のK沢合流のポイントでは泣き尺の29cmだったとのこと。すでに刺身用に捌いていた。このポイントで一昨年は33cm、昨年は30cmだったが、今年はちょっと寸足らずだったらしい。
河原に降りて、僕の尺イワナも〆て刺し身にし、冷やしておいた酒を回収する。

この日は無事に焚き火もできて、お互いに刺身用に1尾、塩焼き用に1尾を用意することができた。僕はメスティンで焼き鳥炊き込みご飯を夕食にした。ちょっと薄味で仕上がったが、なかなかグッドだった。なにより、固定燃料に点火後は放っておいて、燃え尽きたら出来上がりという簡便さがうれしい。

ビールと日本酒で酒宴をしながら、明日の南湯川への思いを馳せて就寝とした。起床は4:30の予定。

[6月22日]

前夜は9:30過ぎには就寝したためか、4時過ぎには二人とも起きてしまった。天気は今日も大丈夫そうなので、予定通りに釣ってからのテント撤収とし、軽い行動食を取ってからF049に向かう。

K沢出会い下に別のイワナが付いているか試したが、さすがに付いてはいなかった。流石に昨日の今日では無理か。

F049はF048との合流から入っていくと大きく川の流れが変わっていた。昨年だか一昨年だかに最初に釣ったポイントには流れが無く、数十メートル横に流れが移っていた。いつのタイミングかは分からないが大水が出たようだ。

しばらく進んでから釣り始めるがなかなかいいポイントが無い、アタリも無い。

その後、HKさんにいい型が出たが、その少し上のポイントでやっと僕にも26cmが出た。しかし、その後が続かない…
(この時にGPSの電源を入れていなかったことに気づいた)

HKさんにはポツポツといい型が出ているようだ。

時刻はもう8時を過ぎている。ここでようやく2尾目が出た。

これは31cmの尺ものだった。これで一息つく。

HKさんにはその後もぽつぽつとイワナが出たが、なぜか僕には出ない。

と思っているうちに来た!
しかし、なかなか上がらない。

ようやくネットに収まったのは33cm!

これは今までのF048/F049で一番いい型だ!

このあたりから段々と渓相がきつくなり始めた。HKさんは納竿しようと言ったが、僕は見えているもうすこし先までやることにしたが、結局出なかった。8:52に納竿して待っているHKさんのところまで戻る。

戻ってみると、HKさんは25-26のサイズの魚を釣り上げているところだった。ここでもHKさんには出たか…

テン場へ戻りながらHKさんと話すと、7尾出たとのこと。その内、尺ちょうどがひとつ。HKさんと僕との違いは仕掛けの長さがあるが、今回聞いたのはオモリに5Bを使っているとのこと。これは意外だった。僕はBB。
以前にTKさんが餌は流さずに沈めて釣っていると言っていたが、イワナにはこのほうが有効なのか…. これは帰宅後に検討する必要あり。

結局、F049での釣果は33cm, 31と26の3尾だけ。

午後には天候が下り坂のため、この日はF048では釣らずに、テン場でテントを撤収しながら早めのランチを取って、出発。

今年もHKさんを先頭にK沢を登る。K沢にあった捨てロープは見当たらなかった。HKさんは健脚で、なかなか追いつけない。僕も頑張って登るが、しんどい。

K沢も最後の堰堤近くになり、もう危険なところは無いだろうとHKさんに言われたが、実はここが一番やばかった。足元がかなり脆くなっていて、踏み跡や獣道が全く無い。つかまる木も無く一歩登るごとに、足元が崩れて半歩ズリズリと下る。全然進まない。本当にしんどかった。

林道のK沢橋に登りつき、着替えてから出発。ここから峠までも、しばし上りとなる。

帰路の峠を越えた先を上から見てみると、おじさんが言っていた、ここから下っていく道筋もあるように見えるが、そんな冒険をする余裕は全くない。

峠をすぎるとひたすら下りを悶々と歩いていく。
林道ゲートに近くなる頃にポツポツと雨が落ちてきたが、どうにか駐車場まで降られることもなく無事到着。

今晩の宿であるコテージに到着すると、隣のコテージに見慣れた車と軒先にバカ長があった。HKさんによると、MKさんとTKさんが来ていると言う。全く知らなかった。
片付けていると二人が戻ってきて、M沢と本流をやったが本流では二人で50尾近くのいれぐいだったとのこと。

温泉に入浴後、合同で外で宴会にしようということになり、お互いの夕食を持ち寄り宴会に。
僕は昨年と同じ、冷やしトマトと、レンジ簡単スイートコーンを作り、キムチチャーハンと共に持参する。
今回、テン場での塩焼きに塩を使いすぎたため、スイートコーンにまぶす塩が足らずにマヨネーズを足したが、どうもイマイチだった。もっと塩を多めに持ってくればよかった。

しばらくぶりの釣り談義で、しばし宴会は盛り上がり、この日もいい酔いで終わった。みんないい年になっているので、MKさん以外は1回目のワクチン接種も済んでいる。MKさんも接種予約は済んでいるとのこと。

今回の釣りを振り返ると、数釣りではなかったが、F048で2本、F049で2本の合計4本の尺イワナが出たことは満足だ。

翌日の6/23は本流で土産アマゴを釣り帰る予定だったが、昨日の話と違い、全くアタリもなく、早々と午前中に引き上げて帰路についた。

(追記)
下山後、昨年同様、顔、手、首などを虫にやられていたことが分かり、痒い。今回は虫よけのスプレーを何回も使用していたが効果なかった模様。昨年の皮膚科の話だと刺されているのではなく、噛まれているようだとのこと。とりあえず、昨年処方してもらったデルモベート軟膏を塗って1週間程度でおさまったが、後の連絡でHKさんもやられていたとのこと。虫にたかられていた覚えもないので、チャドクガの幼虫の毒針のような毛虫系のものか、植物かもしれないが、犯人は不明。