渓流の釣り小道具 – コンパクトヒッパー

意外と知られていないモンベルのコンパクトヒッパーの紹介です。

モンベルがフィッシング用に販売しているコンパクトヒッパー。この名前だけで、これがなんであるかわかる人は少ないでしょうね。

コンパクトヒッパーは「渓流の釣りに適した携行用の軽量・コンパクトなウェイダーです!」

と言っても、分からないですね …

※ご注意:足が濡れてもいい釣り人には無用の長物です!

私は車で川の近くまで行けて、川までのアプローチがそれほど長くない渓での釣りでは、いわゆる「バカ長」を使っています。やはり、簡単に靴から履き替えられて足も濡れないからですね。フライ・フィッシングで使うような胸まであるウェイダーは流れに巻き込まれたら危険だし、動き回るには汗で蒸れるので、渓流では股下までのウェーダーしか使いません。

しかし、車ですぐにアプローチができず、1時間以上林道を歩いて、山を下って渓に降り立つような場所では、「バカ長」は履いていくわけにはいかず、またザックに入れて持っていくには重いし、かさばります。

このように、渓に降り立つまでにちょっと苦労する場所では、沢シューズ/ウェーディング・シューズとコンパクトヒッパーの出番です。

コンパクトヒッパーはくるくるっと丸めてザックに入りますし、重さも425グラム程度なので、持ち運ぶ荷物の許容範囲です。

なぜ軽いかというと、バカ長と違って靴の部分がなく、ソックス部分がクロロプレンゴムになっていること、本体の素材はドライテックを使った軽量な生地でできているためです。

コンパクトヒッパーをザックに入れ、沢シューズひとつで林道を歩き、渓まで下りる。渓までのアプローチと渓流遡行を沢シューズ一足で兼用します。
私は沢シューズとして、今はモンベルのサワークライマー リールアジャストを使っています。

真夏の釣りの場合や、沢登りの山屋さんなら、そのままじゃぶじゃぶ足が濡れるのも気にせずに沢シューズだけで済ませるのでしょうが、私は足は濡らしたくないので、沢に降り立ったらザックからコンパクトヒッパーを出して沢シューズの下に履いて釣りを楽しみます。

コンパクトヒッパーに出会うまでは重いバカ長を背負ったり、バカ長で林道を何キロも歩いたりして大変でしたが、今はずっと楽です。

ただ注意点は帰路です。沢シューズは釣っているときはもちろん濡れます。そして帰りにコンパクトヒッパーを脱ぐと濡れた靴を履くことになってしまいます。
そのため、私はクロロプレンゴム製の靴下を持参してコンパクトヒッパーを脱いだらこの靴下に履き替えて足が濡れるのを避けるようにしています。

商品の紹介はモンベルのオンライン・ショップのページで確認してみてください。

[関連ページ]
「コンパクトヒッパー」「サワークライマー リールアジャスト」は以下のページでも写真を掲載しています。

[参考:モンベル オンラインショップへのリンク]

(注:以下の商品リンクは2022/11/11現在のオンラインショップへのリンクであり、私が過去に購入して現在使用中のものとは違う場合があります)