2022/03/09-03/11 キャンプ釣行

今年も例年同様にテント泊での今季初の解禁釣行。F045 F060 F025への釣行。

  • 2022/03/09 F045 釣行
  • 2022/03/10 F060 釣行(初釣行)
  • 2022/03/11 F025 釣行

結論から言うと、近年最悪の釣果での解禁となった。

出発前の釣り餌確保

1年前には、いつもの上州屋に餌が無く、大変な思いをしたので、今回は事前に店に電話してみた。4月までは週に2回の餌の入荷で次は水曜日。これでは間に合わないので、先に買っておくことにした。

店で店員さんと話すと4月からは週4回入荷になるらしいが、現在は水曜、金曜の入荷とのこと。

ただ入荷しても、鳥やベット用にまとめ買いする人がいるとのこと。

ミミズは熊太郎の太虫だけど、小さめだとありがたい。

残念ながら、今回は本当に太虫だった。

1日目

F045へ

2時起床、2時半出発。高速道路を乗り継いで、一年ぶりに向かった。6:25に林道10.5Km地点のゲートに到着。ゲートには先行者は誰もいない。気温はほぼ0℃。

昨年同様、車のサイドガラスに日付と河川名、日帰り釣行と書いたポストイットを貼っておく。万が一に備えると同時に、後からくる釣り人へのメッセージのため。

熊よけの電子ホイッスルを鳴らしながら、7時55分には林道をF045下降地点となる林道14.2Km辺りに着き、即下降。解禁当初なので安全をこころがけ、ヘルメット、ストック着用で、慎重に下る。8時18分にはF045と支沢の出会いに降り立つ。思っていたより、すんなりと着いた。

支沢会いにある落ち込みへの2投目でイワナ23cmが出た。いいねぇ。しかし痩せていたので今晩のおかずにせずにリリース。水温6℃。

F045本流の遡行を開始すると、明確な踏み跡がある。過去にここまでくっきりとした踏み跡は見たことは無いが、最近雨が全く降っていないので、3/1からこの日までのどこで入渓した跡なのかは分からない。どうも3人分の踏み跡で、そのうちの一つは女性か子供らしい小さめの跡。

このせいか、雨が無いせいか分からないが、とにかくアタリが全く無く、魚影も見えない。ミミズとブドウ虫を交互に使ったが、アタリも無いとどっちを使うべきかの判断もつかない。

いつもの支沢の谷の出会いに到着。この沢なら3人分の踏み跡は無いだろうと進んだが、大小2人分の踏み跡がある。

ある深場の流れ出しを試したとき、全くアタリもなかったが、15cm前後の魚を5-6匹みかけた。なんで餌に見向きもしない?
踏み跡も気になったので、いったん竿を畳んで、しばらく上まで吹っ飛ばすことにした。250mぐらい進んだところで釣行を再開したが、状況は変わらず。アタリ無し、踏み跡1人分有り。

結局、魚止めと言われている子滝まで来たが、アタリ無しで引き返す。

F045本流との出会いまで引き返し、ランチ。しかし、もう時計は1時半を回っていた。

食後に少し上流を探るが、アタリは相変わらず無し。不本意だが、今日のF045はあきらめて、キャンプ場に向かうことにする。

降りてきた支沢との出会いまで戻り、支沢も少しだが上を試してみる。やはりダメ。釣り支度をしまったのが3時。林道には3時半、ゲートには4時37分着。

キャンプ場

寄り道もせず、いつものキャンプ場に5時37分着。
昨年と同じ場所の桜の木の下にテントを設営。

テント設営を終えた頃にはもう暗くなってきたので、夕飯の支度を急ぐ。
テントを張る前に、先にメスティンのお米を研いで水を浸しておく。今日の主食はメスティンでの定番の炊き込みご飯。下ごしらえをして持ってきていて、テント設営前にお米は研いでおいたので、すぐに炊飯開始。

ビール2本、食事、家族とのライン電話を済ませると、やることもないのでそそくさとテントに入り、Youtubeのビデオを1本見て、明日の準備をしながら就寝。

2日目

初めてのF060へ

4時半に起床。キャンプ場は寝静まっているので、なるべく音をたてないように気をつけて車を出す。トイレも済ませて5時過ぎに出発。初めてとなるF060の林道入口ゲートに5時36分着。

支度を整え、5時56分林道歩き開始。気温は0℃。林道は下の川の状況を確認、林道の距離地点、堰堤の有無などをGPSに記録しながらゆっくり進む。

最初の堰堤までの間は谷も深く、深さのあるポイントも多数あるようだが、ゴルジェ帯に近く入渓してもすぐに進めなくなりそう。

堰堤の上はお決まりのチャラ瀬となる。しばらく進むとまた、渓相は良くなる、を繰り返す。谷底までは落差もかなりあるところが多く、入渓点は限られる。

4番目の堰堤を過ぎたあたりから、川の音がしなくなったのに気づいて見てみると、水が無い!伏流になってしまっている模様。それでも更に進むとまた水の音がして川が復活していた。

そのうちに工事の軽トラがやってきて、おじさんの声をかけられてしばし会話。この先の隣の沢の林道で工事をしているとのこと。
魚はいるかと聞いてみると、ずっと雨が降っていないからどうかな?と首をかしげる。それでも今年の解禁日には釣り人は見たとのことだった。

F060上流部

おじさんと別れてすぐにF060をまたぐ橋になる。約2.9Km地点。ここから入渓する。

支度をして(写真に向かって)右側から川に降りる。7時12分。
3つほどのポイントを過ぎて、深場となる良さそうなポイントになる。ここで、太虫ミミズを持っていかれる餌取りのアタリあり。しかし、かからなかった …

魚がいそうなことは分かった(?)ので、気を良くして上に進む。しかし、その後1時間ほどで通らずとなるポイントに着く。ここまで、良いポイントはいくつもあったが、アタリは全く無し!
頑張れば、この通らずも突破できそうではあったが、単独行の今回は安全第一で納竿とする。8時33分。

F060下流部

一番下の堰堤上までもどり、釣り登ることにした。堰堤の上から堰堤下も探ったが、深さは十分にあるポイントなのにアタリ無し。釣り上り、しばらくのチャラ瀬は上るにつれて段々といいポイントも出てくるようになったが、あいかわらずアタリが無い。

これはもう今日は魚とは縁が無いものとあきらめて、早めのランチとすることにした。11時半。昨日も今日も朝食代わりにカロリーメイトと魚肉ソーセージを林道歩きながらの行動食として摂っていたのでそれほどお腹が空いているわけでもない。
ジェットボイルでお湯を沸かし、モンベルのリゾッチャをいただいた。

これでF060も終わり。だけど、この沢を見限らずに、もっと水量のある時にもう一度だけチャレンジしてみたい。

林道ゲート前の車まで戻って林道沿いの本流を見てみるとそれなりには水があるように見えた。時間もまだあったので、すこしだけ、覗いてみた。

だけど、ここでも全くアタリ無く、結局2日目も坊主!

帰りに公営浴場でひと風呂浴びてからキャンプ場に戻った。15時18分。早い時間だ。

キャンプ場2日目

この日の夕餉はスキレットでの煮込みチーズハンバーグ。これも最近の定番キャンプ・メニューだ。横でメスティンでご飯も炊いた。なんとなく食卓がさびしいのであさり味噌汁を追加(紙コップ)。

ご飯の後にいつものお兄さんがやってきたので、今日の分の¥300を支払う。
前日もこの日もキャンプ場の夜中は満天の星空だった。

3日目 – F025

最終日の半日釣行は林道ゲートから少し林道を歩いて、F025を目指す。7年ほど前に一度行ったがほとんど記憶に無い。事前の調べでは、大きな滝があり、そこはどうやっても越えられないらしいのでそこまでの行程となる。

4時半起床で、トイレを済ませて4時57分出発。車が示す外気温はマイナス1℃、リアーガラスは凍っていたのでデフォッガーを使う。林道ゲートに5時49分着。着いた時は真っ暗だったが、支度をしている15分ほどのうちに夜が明け、あっという間に明るくなった。

林道のゲートは最近多いこのスタイル。中央下四角い穴から荷物を差し入れて、空身でくぐらなくてはならない。ゲートの上と横にも鉄の棘のような棒が突き出ているので、自転車などを上から落として入れることもほぼ不可能っぽい。

ゲートから12分ほど歩くとF025を横切る橋に到着。入渓する。
よく見るとここにも踏み跡があるが、前日までの川と同様にいつのものかは定かではない。

あいかわらずアタリ無し。ポイントを拾いながら進むと、ほどなく堰堤。この堰堤の存在は記憶になかった。堰堤下もいい感じの深みだったが、やはりアタリ無く、堰堤を越える。
この堰堤は右岸側のちょっと脆い斜面から越えるが、やっと堰堤の上まで来て下を見ると堰堤上はプールになっていて降りることができない。しかたなく木につかまりながら、更に高巻きを強いられて結構面倒だった。

堰堤を越えてちょっといったところでやっとアタリ!ちびイワナ8cm だった。餌はブドウ虫。この堰堤上までは今年は誰も入っていないようだ。

その後、ぽつぽつと、アマゴの13cm, 16cm, 12cm そして17cmが。だんだんと型がよくなる。

この川の岩は丸くなく尖っている部分が多いので気を使った。後で気づいたが、ほとんどの岩は上流から流れてきたものではなくて、上から崩落してきたもののようだ。だから丸くない。
右岸のかなり上を岩岳山に向かう玄馬沢コースの山道も結構崩れているらしい。

最後となる大滝に到着。ここまでのアプローチも意外と面倒で、竿を手放し岩にたてかけては両手で岩をよじ登ること数回で到着。着いた大きな滝壺はこれはルアー向きのポイントだねぇ。探るポイントが不明で、ミミズもブドウ虫にも全く反応がなかった。

納竿となったが、せっかくなので滝壺の中を水中撮影してみた。魚はいないのか?
帰宅後にビデオを確認してみると、よく見れば何匹かの魚がいることはわかる。しかし、この場所ならもっといてもいいような気がする。魚の型も大きなものは見当たらなかった。

これにて、今回の釣行は終了。残念ながら、娘に持ち帰る土産魚は無しだった。

キャンプ場に戻り、テントを撤収し帰宅。14時55分。車に乗り込んだら車載TVから「黙祷」の声が突然流れてきた。ちょうど11年前の震災の時間だったようだ。
あの震災時も今回と同様の林道を仲間と歩いていて、地震にはまったく気づかなかったのを思い出した。

今回の釣行を総括すれば、かつてないほどの残念な解禁釣行だった。3日目のF025の釣果で、どうにか救われた。
理由として考えられるのは2点。まず、ほとんど雨が降っていない。水量だけではなく、雨がしばらく降らないと魚の活性もあがらないのではないか。2つ目は釣りびと。今回が5年目となるF045への解禁釣行だが、最近と思われる踏み跡は見かけたことがなかった。これらの要素が理由かもしれない。気温は最低が0℃以下で、水温はどこも6℃ぐらいだったが、この温度の影響はあまり無い気がする。

来春もまたここに来るか?
4月以降はこの付近の川はヒルが出るというので来たことは無いし、来る気も無い。ちょっと悩ましい判断が必要そうだ。