2021/09/06 F030 釣行、そしてハプニング

もうすぐ禁漁。今年覗いていないF030の様子見を兼ねての日帰り釣行

1年ぶりのF030

いつものように前日の日曜日。上州屋に餌を買いに行く。前回に続き、今回も上州屋ではミミズは太虫しか買えなかった。店員に聞いてみると、普通の熊太郎は細すぎて使えないみたいなことを店員は言っていた。
しかたが無いので、熊太郎 太虫x1とマユなしブドウ虫(30匹)を購入する。

日曜の昼に2時間ほど昼寝をして、夜中の2時に起床、2:29に出発。
夜明け前に到着予定のため、真っ暗な中での釣り支度を避け、中央高速のSAでトイレ利用後に釣り支度を整えてしまう。予定通り4:56にF030林道開始地点の駐車スペースに到着。ここまで釣り人は全く見かけていない。

釣り支度は済んでいるのですぐにヘッドライトの灯りでF030を渡渉して林道に向かう。しかし、ちょっと進んで、後方に車のヘッダライトを感じたので振り返ると、僕の車の隣に車が停車した。同じ沢に来られるとイヤだなぁと思い、林道を速歩きで進むが、どこまで行ってから入渓するかはすごく悩んだ。

ある程度林道を進んだところで堰堤下から入渓することにした。あたりはすっかり明るくなっていて釣行開始。5:21am。水温は13.5℃。水量は2週間前の大雨の影響と、ここ1,2日の雨のせいだろうか、若干多め。来る途中で道路に枝が落ちていたので 1,2日 の間にそれなりに降ったと思われる。帰宅後に現地の雨量を調べると、前日までの9/4-9/5では振り始めからの雨量は28mmとなっていた。

最初に出たのは12cm。うーむ。今日もチビばかりだと嫌だなあと思った。

最初の堰堤に着く頃には辺りも明るくなり、釣行開始。水温11℃。

水量があるせいか、魚は次々に出てくるが小粒。最初の堰堤上で20cmが出たが後は続かず、15-16cmが中心。

昨秋に来たのは9/29なのでもう少し後になるが、その時にはキノコだらけだったが、今年はそれほどでもなかった。随分違うもんだなぁと思った。この夏の天候の違いか。

予報では雨が降り出すということだったが、時々、日差しも差す、晴れ時々くもりの天気。

気になっていた支沢を試す

いい型が出てこないので、左岸から流入する支沢に入ってみようかという気になった。 この沢は昨秋に少し覗いたが、水量が無いとほとんどポイントが無さそうで、水量が多い時に入ってみようと思っていた。また、以前に後から来たフライマンに入っていいかと聞かれた沢。

この沢との出会いに到着したのは昨年よりかなり早い。昨年はこの出会いでランチとしていた。

ここまでのF030本流での釣果は以下のとおり。5時間弱の結果。
20cm,17×4,16×7,15×4,14×5,13,12×3,10 の計26尾。
(※ 2021/9/11 ビデオ編集時にGPS記録漏れの1尾(14cm)が確認できたため、上記結果は修正)

本流と支沢の水量比は 6:4 と言ったところか。入ってすぐに15cmが出た。その後は続かないが、すぐに二又が現れる。

水量は二分されていてどちらも同じぐらい。どうするか地図を確認すると、見た目では右岸側の沢は本流と似ているが、対象的に左岸側の沢の方が苔むした感じである。地図には右岸側の沢の上流には堰堤が2、3あるように表示されているので、 堰堤まで行けるかは分からないが右岸側の沢を選んだ。次回は左岸側の沢も試してみたい。

この沢はポイントがポツン、ポツンとあるだけなので、川沿いではなく、直ぐ上の林の中の踏み跡をたどりながら良さそうなところで川に降りるか、上から釣るかといった感じで進んだ。踏み跡はしっかりしているような気がした。

しばらく進んでいいポイントが見えたので、試すと20cmが出た。今までのキープは本流の20cm一尾だけだったので、俄然、家族分のキープ3尾を目指す。この20cmは下の写真の川幅は2mぐらいの小さなポイントで出た。

ハプニング!やばい

こんなかんじのポイントで、この後、18cm、20cmが出て、どうにかキープ20cm x 3になったのでホッとする。

その後、しばらく進んで良さそうなポイントがあった。ここでは20cm超えが出ると確信したが、上の枝が邪魔。これは提灯で確実に釣ろうとしたことで、後に後悔することになった。

林の中で仕掛けを切り詰めて提灯仕掛けを作り、いざ、釣ろうと川に降りたが竿が長すぎると感じ、竿も短くしようとした時だった。ウッ!痛え!

いつものように針先を持ったまま、竿を短くしようとしたのだが、仕掛けが短い分、張力が強く、持っていた針が勢いよく外れて指先に刺さった。

見てみると、深々と針が指に刺さっていて針先が全く見えず、押しても引いてもびくともしない。こんなのは初めてだ。かなりやばい…

林に上がり、切り株に腰掛けて対応を考える。痛みはほとんど無く、出血もないが、針先が全く見えない。

意を決して、ナイフで指の横を切開して、針先を出すことにする。

ナイフで少しずつ指の横を切るが流石に痛い。もちろん出血もする。しかし、針先の影が見えて来たので、針を押し出すと針先が外に出た。一気に針をお尻から押して、針を抜くことができた!覚悟していたよりは切らないで済んだ。

出血をぬぐって、ファーストエイドバッグからケアリーブ(治る絆創膏)を張って、落ち着いた。このハプニングは初めての経験だが、どうにか処置できてよかった。

こうなると釣りはやめることにして納竿。落ち着いたのでお湯を沸かして、ラーメンのブランチにしようと思ったが、雲行きが怪しく遠くに雷鳴も聞こえる。

とっとと下山して、車の横でブランチにしてもよいと思い、急いで下山することにする。ここの林は下生えもほとんでなくて、そのままF030にもでられそう。林の中を下って、F030を越えた向こう側(右岸)の林道に出て下山した。

土砂降りに合わずに間一髪

F030の林道から下った途中で雷鳴の頻度が多くなり、時々、ポツっと雨粒も感じた。

車に着いたところには湘南ナンバーの車が停っていた。昨年と同じ湘南ナンバーだが、まさか、同じフライマン?この釣り人はF030の下流部に入ったのか、支沢に入ったのかは分からない。

釣りの片付けを終えた頃にはいかにも降り出しそうだったので、ブランチは諦めて途中のSAで昼食を取ることにする。

エンジンをかけて走り出した直後に一気に降り出した。間一髪!判断は正しかった。まあ、ハプニングがなければもう少し釣りたかったが、次回、また水量のある時はあの沢を試してみたい。

帰る途中のSAでランチを取って車に戻る時には土砂降りに変わっていた。中央高速は山梨県内では通行止めになるのではないかと思うぐらい、すごい雨だった。

4時半過ぎには帰宅し、小型ソフトクーラーで持ち帰った魚を捌いた。3尾のうちの2尾はメスで、たっぷり卵を抱えていたので、無駄にせずに卵も醤油漬けにしておいしくいただいた。

終えてみて

これで今年のイワナ釣りは終わりかな。今年最後の釣行はHKさんとF002の予定なので、最終はアマゴになる。

今日の釣果は支沢の分の4尾を加えて:
20cmx3,18,17×4,16×8,15×4,14×5,13,12×3,10 の計30尾 だった。数だけは立派。
(※ 2021/9/11 ビデオ編集時にGPS記録漏れの1尾(14cm)が確認できたため、上記結果は修正)

今回はミミズ中心(太虫)での釣りだった。ブドウ虫でも魚は出たが、なんとなくミミズの方が反応がいい気がして、ミミズ中心で釣った。
太虫は思っていたほど太くもなく、それほど長くないものもたくさんいた。確かに普通の熊太郎のように細くて死んじゃいそうという感じはなかったので、まあ太虫もこれでもいいかな、という気もする。

治る絆創膏を巻いた人差し指は順調に回復している。まあ、普段やらない、慣れていない提灯釣りを思いついたのがまずかったようで、慣れないことは慎重にやらないとまずいなと、改めて反省した。