2024/03/13-03/15 解禁釣行

今年の解禁釣行は初めての民泊での釣行となった

初めての川に初めての民泊で今年の渓流はスタートした。

F064

昨年までの解禁時に通ったF045と違って、いろいろ検討した末、初めてのF064で解禁を迎えることにした。

今回の釣行は火曜から金曜の2泊3日。3/12の夜は早めに就寝して、2時(3/13)に起床。2:40に自宅発で一路、F064に向かった。

県道10号に入ってすぐ、踏切を越えてF045に向かう山道に入る。

しかし… この道はちょっとびっくりした。F045に入るにはこの道しかないが、集落までは舗装された2車線を想像していたのだが、実際は1車線の曲がりくねった道でところどころ舗装も無い。しかも木の枝や小岩が随所に転がっていて台風の後のようだった。慎重に運転せざるを得なかった。

この道に入ったのが4:42、集落に入る5:13ぐらいまでの道のりは気が抜けなかった。集落に入って一本道を林道のゲートまで直行する。途中、宿泊する民泊前も通り、宿も確認した。林道ゲートには5:30に到着。

事前に確認したところでは林道ゲート手前に駐車スペースがあるようだったが見当たらない。また車を切り返す道幅の余裕も無いので、バックで100mほど戻って少し広くなった林道上に駐車した。

F045の流れを見てみると、意外と水量が多い。やはり昨日はかなりの雨が降ったようだ。

装備を整えてからゲートを越えて林道をしばらく進む。高低差はそれほど無く、林道からはどこからでも川には入れそうな感じ。どこまで上に行くか悩んだが、20分ほど進んだところで我慢できなくなって入渓した。

F045はもっと小渓流をイメージしていたが、結構大きな川、水量ががかなり多いせいもあって対岸に渡れるかどうかは微妙な感じだ。

一投目で根掛かりしてがっかりしたが、同じポイントの二投目でチビあまごが出てくれた。今年初の一尾。

天気は快晴で水温は6°。気持ちいい釣りができそうだ。

河原でランチを取るまで釣り登るが、ポツポツと釣れるものの型はイマイチ。ランチ後にもう少し上まで林道を歩き入渓し直したが状況は変わらず。1時過ぎにはあきらめて下流部を探ることにして退渓した。

ここまでのF045の釣果は、18cmx2, 17, 16, 15×3, 14×4, 13×3 の14尾

林道を下る途中で地元の釣り師に会った。話を聞くと、今も漁協の放流はしているらしいが、あまり釣れない川のようだ。
放流していると聞くと一気に熱が冷めてしまう。私が求めているのは、あくまでネイティブな魚たちだ。

F065

ゲートから更に途中の橋までくだって駐車。F064支流のF065を探ってみる。
F065はF064の東側になる東海自然歩道に近い渓だ。しかし、行ってみると流れは細く、やはりチビアマゴしかいないようだ。
F065では2時から15時40分ぐらいまでやって、16cm, 15cm, 10cmx2 の4尾で終わった。

その後でF064本流の下流部はどんな感じかと15分ほど試してみたがアタリも無く、いい時間なので宿に向かった。

民泊

初めての民泊。おばあさんが迎えてくれて、息子であるご主人に二階の部屋に案内してもらった。部屋は十分に広く布団の他に、ホットカーペットの上にコタツがあった。
すぐにお風呂に案内されるが、お風呂は道の反対側にある建物でボイラーで給湯しているようだ。

お風呂の後はしばらく釣りの後片付け、明日の釣りの用意。その後、一階に降りて夕食。となりの部屋でおじいちゃん、おばあちゃん、息子の居間のようで、テレビの相撲中継が聞こえていた。夕食後はテレビをしばらく見ていたが、部屋にはてんとう虫がたくさんいた。カメムシのように臭くなるものではなさそうだが、とにかくたくさんいて、踏んづけてしまいそうだった。

明かりを点けていると、どこからやってくるのか分からないてんとう虫が集まりそうな気がして、早めに寝ることにした。
しかし、掛け布団が重い。普段、我が家では羽毛の掛け布団しか使っていないので、まるで拷問のようだ。いつものようにこむら返り予防の漢方薬と貼るカイロで、夜中に足をつって起きることはなかった。

F066

翌朝、階段の下で用意してもらっていたおにぎり弁当をしまって、なるべく静かに宿を出発した。5:30。今日はF064に西方から流入する支流のF066を試す。

しかし、行ってみるとF066は林道沿いの里川のイメージ。
6:08 釣行開始。気温2℃水温9.2℃。試してみると、魚影は濃そうだがチビばかりのようだ。

しばらく試してみたが、チビばかりで飽きてきたので、8:07 退渓して、F064に戻ることにした。

F066の釣果は:アマゴ16cm, 13cm, 12cm, 10cmx3, 8cm の7尾。

ふたたびF064

F064に戻る。F066との出合いの下流部を見てみたが良さそうな入渓点も無かったため、橋から林道と別れて川に向かう道に入り、駐車するポイントを探して入渓した。8:42 入渓。しばらくして14cmアマゴが出たが、その後が続かず、次に出たのは10:49に13cm。

ランチ休憩の後は段々と風も強くなったきた。水温は9.2℃。
林道ゲートのすぐ下まで釣り登り、川が2つに別れたマイナーな方の流れで15cmと18cmが出た。しかしその後で、川で滑ってコケた。

14:47 濡れてしまったので納竿して、早めに宿に戻って風呂に入り、着替えることにした。

F064では:18cm, 16cm, 15cm, 14cm, 13cmx2

明日も早くに宿をたつので、夕食後に精算を済ませながら、宿の若主人と、それまで姿を見せなかったおじいさんと少し話をした。

なんとこの集落の人口はたった13人で、この若主人が一番若いそうだ。(やはり、奥さんと娘は町に降りてしまったようだ)

おじいさんの話だと、林道の最奥には良型のイワナがいるらしい。そして、湖への流れ込みには湖から遡上していくる良型がいるそうだ。後で若主人にきいたところではおじいさんは猟師で、自分では釣りはしないので、さっきのは多分人から聞いた話だろうとのこと。また、このあたりは、この時期でも既にヤマヒルが出ているそうだ。

F067

3/15 5:08am出発。こちらも初めてのF067に向かう。F067はF064のすぐ東に位置し、山越えで行ければいいのだが、出発前にいろいろ調べたが無理なことが分かっていた。
Googleマップや、その他のナビでは峠越えのルートが表示されるは、今は荒廃していては歩きでないと山は超えられないようだ。
しかたがないので、佐野川から一旦南に富士川出合いまで下り、そこから北上することになる。

F067は途中で2つに分かれて、東側からの流れは観光遊歩道のようになっているので、西側の流れを目指し、6:09am到着。

ここも林道からすぐに入れる川で、如何にも釣人が多そうな川。
ここもやはり、釣れてもチビが中心。嫌気が指して東側の流れの方に行ってみた。このあたりはC&R区間になっているとの標識がある。

まあ、それでも釣れればリリースでもいいやと思いながれも試したが、アタリもあまり無く、釣れてもチビ。その後、下流に移動しても変わらず。

チビ続きでいやになり、今回の釣行はもういいやという気分になり、お昼ごろに納竿。

F067での釣果:アマゴ 14cm, 13cmx3, 12cm, 10cm の6尾。

これで今年の解禁釣行はおしまい。20cmアップは1尾も出なかった。
なんともスッキリしない釣果に終わった。残念だが、F064もF067も今後訪れることは無さそうだな。