渓流の釣り小道具 – モンベル L.W.チェーンスパイク

足元が崩れやすい源流釣行の安全を期して調達

近年の釣行で足元が崩れやすい場所で、滑り落ちたりすることが何回かあった。

2021年の釣行では、帰りは沢を詰めて林道に上がる。しかし足元がかなり脆くなっていて、つかまる木も無く一歩登るごとに、足元が崩れて半歩ズリズリと下る。本当にしんどかった。

2024年の釣行では、堰堤を巻いて下るところがかなり危険な感じ。つかまる木なども無く、靴は滑る。あっと思ったところで3mほど滑り落ちた!
背中のザックの重みのおかげで転げ回ることがなかったが、半袖Tシャツの腕に広く引っかき傷で血が数カ所で滲んだ。範囲が広いので、絆創膏を張るのはあきらめた。

こんなことがあり、Youtube の動画でもモンベルのL.W.チェーンスパイクが源流釣行で使用を推奨されていたので、購入して試してみることにした。L.W.はLight Weightの意味。

 

Lサイズが25.5~28.5cm対応とのことで、Lサイズを購入。重さは収納袋を含めて268gなので、それほど軽くはないが常備するには許容範囲かな。

最初は林道をしばらく歩いて試してみた。しかし、しばらく進むと林道は崩壊した岩で埋まりそれ以上は危険なのであきらめた。
L.W.チェーンスパイクはこの間ずっと履いていたが、なかなかいい感じ。例えば林道でも小石を踏んで小石と共にぐらつくことがあるが、スパイクの場合はスパイクが小石をつかんでいる感じで安定して進むことができて、安心感と共に疲れが減る気がした。
その後、このままで川の中に入っても問題なかった。

今年は堰堤を巻く斜面での使用。いつも足元がずるずると崩れてやばいなと思うところ。ザックからスパイクを取り出して装着。装着には座るところが必要だが、装着自体は簡単。

装着して、斜度の緩いルートを選んで巻いていく。
この場所の足元は崩れ気味だが、チェーンスパイクは一度もずりっとすることもなく突破できた。
まあ、大岩が随所に出てくる遡行には向かないと思うので、やはり林道から渓までのアプローチ用と考えた方がいいのだと思う。

金属とゴムだけでできているので、使用後は沢の水でささっと洗い流して収納袋に簡単にしまうことができるのもなかなかいい。

過信は禁物だが、チェーンスパイクは安心だ。ちょっと重いが今後は携行するようにしようと思う。