渓流の釣り小道具 – ささら:血合い取り
魚の血合いをとる道具、「ささら」を入手しました。これで、血合いも効率よく取れそうです。渓魚は持ち帰っておいしくいただく分はキープして持ち帰ります。我が家の娘は魚の中で一番おいしいのはイワナの塩焼きだと言っています。
塩焼き用に魚を捌くときには 1. 全体のぬめりを取る 2. 内蔵を取る 3. 血合いを取るの三段階の工程になりますが、以外と面倒なのは血合い取りです。
血合いを取るには血合いの膜を包丁、ナイフなどで破り、爪でゴシゴシしていましたが、なかなかきれいに取れないし、何匹もやっていると爪も痛みます。
ある時、TVで海の大型魚の血合いをブラシで取っていたのを見て、試しにイワナに歯ブラシを使ってみました。簡単にきれいに血合いが取れます。おお、これはすごい!と思ったのですが、取れた血合いがブラシの合間に入って、それがなかなか取れないのです。
だったら、使い捨てにして、リユースはあきらめ、使い捨て歯ブラシでもと思って百均を探しましたが、歯磨き粉が最初から付いているものしか見つかりませんでした。
たまたま、地元、横浜の中央卸売市場の一般開放日でマグロの切り身などを買ってから卸売市場内をぶらぶらしている時に「ささら」を見つけました。
市場の一画の魚の調理道具を売っている店で見つけました。「血合い取りでもないかなぁ」とつぶやいたのを聞きつけたお兄さんが「あるよ!」と見せてくれたもので、サイズがいろいろありましたが、一番小さいものを購入しました。370円(税別)でした。
帰宅後に調べて、これは「ささら」という古来からの洗浄器具だということを知りました。竹でできています。
購入したものは全長12cmで、ネットで見てもこのような小さいサイズは見つかりませんでしたので、今回買ったのはラッキーでした。
触ってみると、意外と腰があり、硬めですね。でも根元に血合いが残ってしまうようなことは無さそうです。
帰宅後に魚を捌くことの方が多いですが、現地の納竿後に川で捌くこともあるため、釣りのザックに収納します。
まずは次シーズンの解禁キャンプ釣行に持参、試してみて、また報告します。
追記:2021/03/16
釣行で使用してみました。フィッシングナイフで腹を割いてから使いました。
血合いをとるのは本当に楽ですね。特に頭のそばの鰓まわりのごちゃごちゃしているところの血合いも毛足が長いので楽にしあげることができます。
難点をあげるとすれば、歯ブラシほどではないですが、毛の間に内臓の一部が詰まるので、それはきちんと取ってあげないといけないですね。